2/22 大橋さん 2度目のご来店!

2013年2月22日(金) 17:31

今日も元気にいらっしゃい!
心の底からまいどあり! 朝日山専門店居酒屋ヤン次郎兵衛です!!

この居酒屋は新潟の何処かにあるという架空の居酒屋。
新潟で活躍中の方々が通い詰めるという人気店(自称)です。

カウンターに立つのは、大将ヤン。そして謎の板さん。加えて謎のお手伝いさん達。
今日も摩訶不思議なチームワークと雰囲気で皆さんをお迎えします。

多くのお客さんにご来店いただいたこの居酒屋も今日で一旦お休み。
ヤン次郎兵衛オリジナルステッカー今週で最後のプレゼントになります!!
ご応募お待ちしています。

今週も鎚起銅器職人 大橋保隆さんが登場!

●鎚起銅器とは?
200年の歴史を持つ国の無形文化財。
一枚の銅板を大小さまざまな鎚やタガネを用い、焼鈍を繰り返しながら、打ち延ばし・打ち縮めという技術を駆使して仕上げられたもの。金属工芸の技術の一つ


大将「職人さんの世界っていうと、自分の技を他の人に盗まれたくない所ってあるんですか?」

大橋さん「今の人は、伝えていきたいって人が多いですね。私も勤務時間が終わった後、他の職人さんに教えていただいてました。」


大将「今はやる気のある若手職人さんチャンスなんですかね?・・・全体的にみると職人さんって減っているんですか?」


大橋さん「私たちの世界はあまり変わりないです。」

大将「なんで若い人達は入ってくるんだろう?」

大橋さん「企業としての地場があるのでみんな入ってきやすいんだと思います。」

大将「全国的に伝統工芸というわれるような、職人さんが激減している中、燕の鎚起銅器っていうのは全国でも珍しい存在なのかもしれませんね。」

大橋さん「海外などにも商品が出ているので需要は大きくなっていると思います。」

大将「どうなんでしょう?技術的に一枚の板から鍋とか、やかんとか作り出す技術って世界にあるんですか?」

大橋さん「もともと大陸からシルクロードを通ってやって来た技術で、トルコや中国にもあると思うんです。ただその日本で培われた繊細さとかもう一回発信して元の人たちに見てもらいたいですね。」

大将「シルクロードを通ってきた文化って、日本で完成を見たものって多々ありますけれども、鎚起銅器もソレですね。日本人の手先の器用さと根気強さからしてみれば世界に誇れるレベルですよ。」

大橋さん「他の国では一枚の板から注ぎ口まで作る技術は無いと思います。」


今宵のお酒は 朝日山 萬寿盃(まんじゅはい)大吟醸
「朝日山」の最高峰。酒質は口当り、のどごしの良い淡麗辛口。
華やかな香りとふくらむ味わいを感じる気品の高い大吟醸酒です。
みなさん今宵のお供にいかがでしょうか?

ヤン次郎兵衛は今宵で一旦お休みです。
また開店する日までおたのしみに!!

2/15 鎚起銅器職人 大橋さんがご来店!

2013年2月15日(金) 17:38

今日も元気にいらっしゃい!
心の底からまいどあり! 朝日山専門店居酒屋ヤン次郎兵衛です!!

この居酒屋は新潟の何処かにあるという架空の居酒屋。
新潟で活躍中の方々が通い詰めるという人気店(自称)です。

カウンターに立つのは、大将ヤン。そして謎の板さん。加えて謎のお手伝いさん達。
今日も摩訶不思議なチームワークと雰囲気で皆さんをお迎えします。

只今、枚数限定&期間限定でヤン次郎兵衛ではオリジナルステッカーをプレゼント中!

今週は鎚起銅器職人 大橋保隆さんが登場!

●鎚起銅器とは?
200年の歴史を持つ国の無形文化財。
一枚の銅板を大小さまざまな鎚やタガネを用い、焼鈍を繰り返しながら、打ち延ばし・打ち縮めという技術を駆使して仕上げられたもの。金属工芸の技術の一つ


大将「なんでそもそも燕で鎚起銅器なんですか?」

大橋さん「弥彦山の間瀬銅山から銅が取れて、それを燕に持って来て加工したのが始まりだそうです。仙台の方から渡り職人がやって来て鎚起銅器が始まったそうです。」


大将「それどれくらい前の話なんですか?」


大橋さん「それが200年前くらいと言われています。」

大将「へぇ〜。そんな話があったんだ。」

大橋さん「隣の三条市は下田方面で砂鉄が取れたそうで、それを三条に持って来て盛んになったそうですね。」

大将「三条では砂鉄、弥彦では銅。なるほどねぇ〜。改めて新潟のトリビア聞くとへぇ〜って思いますね〜。
ところで、鎚起銅器を作る時って設計図的なモノってあるんですか?」

大橋さん「立方体を図に書きまして、そこから計算して銅板の大きさを計算するんです。」

大将「完成図から寸法を割り出していくんですか!!?なんでそんな事ができるんですか?」

大橋さん「本当に昔の人はスゴいですね。コレを考えだした人は・・・。」


今宵のお酒は朝日山の千寿盃。
朝日山を代表する上級定番商品。酒質は口当たり、のどごしのよい淡麗辛口。
安心感を誘う味わいです。
みなさん今宵のお供にいかがでしょうか?

来週のヤン次郎兵衛もお楽しみに!!!

2/8   画家、橋本直行さん2度目のご来店!

2013年2月8日(金) 17:27

今日も元気にいらっしゃい!
心の底からまいどあり! 朝日山専門店居酒屋ヤン次郎兵衛です!!

この居酒屋は新潟の何処かにあるという架空の居酒屋。
新潟で活躍中の方々が通い詰めるという人気店(自称)です。

カウンターに立つのは、大将ヤン。そして謎の板さん。加えて謎のお手伝いさん達。
今日も摩訶不思議なチームワークと雰囲気で皆さんをお迎えします。

只今、枚数限定&期間限定でヤン次郎兵衛ではオリジナルステッカーをプレゼント中!
残り枚数少なくなってきました。欲しい方はヤン次郎兵衛のメールフォームからご応募ください!!!!


■画家 橋本直行さん

寺泊在住。油彩画を主に、身近な風景、そして第二の故郷である沖縄の風景などを描いています。
新潟にお住まいの方は「どこか見たことがある」デジャブのような・・・懐かしいような・・・不思議な感覚に捕らわれます。
橋本さんのHPにぜひアクセスしてみてください!
http://naoyuki-h.jp/



大将「どーなんすか?絵の世界っていわゆる才能みたいなところが凄く重要視されるじゃないですか?私たちくらいの世代でも絵が好きで描きたいって人いっぱいいると思うんですけど・・・夢持っててもイイんですかね?」

橋本さん「それはわかりませんが、才能っていうのは今その人たちを見ての判断でしかないと思います。」


大将「現時点でのスキルみたいなところですかね?」


橋本さん「それを見て、その道のプロたちがこの人は才能がある、ないを判断しているだけで、その先がどうか?って事は誰も判断がつかない訳ですよ。たぶん本人がそこからどうしていこうか?っていう気持ちしだいだと思います。」

大将「非常によくわかります。」

橋本さん「私、先生もしているんですが、若い人の絵を見て、当然これはあんまり・・・これはどうかな・・・・って人はいますが、「才能がある」 とか 「ない」とは判断しませんよ。将来どうなるかはわからないですよ。」

大将「パブロピカソみたいになるかもしれませんしね。
あと核心的な事をお聞きしたいんですが、絵と写真の違いはどんな点だと思います?」

橋本さん「僕の絵の場合は、油絵をやってますから油の絵の具の積み重ねなんです。
だから織物っていうか紡いでいくって感覚・・・ですかね。」

大将「そういう感覚なんですか。」

橋本さん「僕はそうなんです。絵の具を使って制作している人間は、ひとつひとつ絵の具を置いていく、重ねていく、上から透けて見える下の色がある・・・そういうところの美しさっていうか、手仕事でその人でしか描けないものっていうか・・・」


大将「感覚が近いかどうかはわかりませんが、職人的な部分もちょっとあったりすんですかね?」


橋本さん「そういう人は多いと思います。」


今宵のお酒は朝日山の千寿盃。
朝日山を代表する上級定番商品。酒質は口当たり、のどごしのよい淡麗辛口。
安心感を誘う味わいです。
みなさん今宵のお供にいかがでしょうか?

来週のヤン次郎兵衛もお楽しみに!!!

2/1 今週は画家の橋本直行さんがご来店!

2013年2月1日(金) 17:27

今日も元気にいらっしゃい!
心の底からまいどあり! 朝日山専門店居酒屋ヤン次郎兵衛です!!

この居酒屋は新潟の何処かにあるという架空の居酒屋。
新潟で活躍中の方々が通い詰めるという人気店(自称)です。

カウンターに立つのは、大将ヤン。そして謎の板さん。加えて謎のお手伝いさん達。
今日も摩訶不思議なチームワークと雰囲気で皆さんをお迎えします。

只今、枚数限定&期間限定でヤン次郎兵衛ではオリジナルステッカーをプレゼント中!
残り枚数少なくなってきました。欲しい方はヤン次郎兵衛のメールフォームからご応募ください!!!!


■画家 橋本直行さん

寺泊在住。油彩画を主に、身近な風景、そして第二の故郷である沖縄の風景などを描いています。
新潟にお住まいの方は「どこか見たことがある」デジャブのような・・・懐かしいような・・・不思議な感覚に捕らわれます。
橋本さんのHPにぜひアクセスしてみてください!
http://naoyuki-h.jp/



大将「風景を描く理由は?」

橋本さん「昔から寺泊で育ったので、自然と身の回りの風景が好きになって、書いていると落ち着くってゆうか・・・安心感がある。だから割と風景が多いですかね。
寺泊にお住まいの方はわかると思いますが、海もあるし、川もあるし、弥彦山もありますし、海を見れば佐渡島が見えますよね?
あれだけの自然のバリエーションがある所、そして四季も割とハッキリしてる。
そういった所って考えてみるとあんまり無いんですよね。」


大将「そうなんですか。地元にいたりすると、新潟の「素晴らしさ」とか「ありがたみ」とか忘れがちですけど、一回外出てみると改めてって所ありますよね。
橋本さんはヨーロッパに行ってイロイロ勉強されたと聞きましたが?」


橋本さん「20年以上前なんですけど、一度本物・・・油絵の発祥の地ヨーロッパで古典的な作品がどんな風に作られていたか?っていうのを見たくて行ってきました。感動的でした。
当時の油絵は今の油絵と違ってチューブ入りの絵具なんて無いので、自分で絵具から作っているんです。」

大将「へぇ〜絵具から作っていたんですか・・・じゃ−、風景画なんて現場行ってパパーっと絵具塗っていうカンジじゃなかったんですね。」

橋本さん「昔はアトリエに籠って緻密にコツコツ作っていたと思います。」

大将「橋本さんは本性がスーダラ節ですが(笑)・・・やっぱり作品を創るときは真面目なんですか?」

橋本さん「多分真面目ですね。絵に限ってはキッチリやろうっていうのが信念なんです。あとはスーダラ節でいいかなって思ってます(笑)」


今宵のお酒は 朝日山 萬寿盃(まんじゅはい)大吟醸
「朝日山」の最高峰。酒質は口当り、のどごしの良い淡麗辛口。
華やかな香りとふくらむ味わいを感じる気品の高い大吟醸酒です。
みなさん今宵のお供にいかがでしょうか?

来週のヤン次郎兵衛もお楽しみに!!!

1/25 染色造形アーティスト sayu さん 2度目ご来店!

2013年1月25日(金) 17:28

今日も元気にいらっしゃい!
心の底からまいどあり! 朝日山専門店居酒屋ヤン次郎兵衛です!!

この居酒屋は新潟の何処かにあるという架空の居酒屋。
新潟で活躍中の方々が通い詰めるという人気店(自称)です。

カウンターに立つのは、大将ヤン。そして謎の板さん。加えて謎のお手伝いさん達。
今日も摩訶不思議なチームワークと雰囲気で皆さんをお迎えします。

ただ今ヤン次郎兵衛ではオリジナルステッカーをプレゼント中!
どしどしご応募ください!!!!


さてさて、本日のヤン次郎兵衛、佐藤裕子さんこと「sayu(サユー)」さんが再びご来店!

sayuさんは新潟で染色造形をされていて、個展やイベントなどで作品を展示されていたり、NEXT21の6階の吹き抜けに800Mの染色した布を展示したり、シネウインドという映画館のスクリーンの緞帳を染色したりと多岐に渡って活躍されています。

facebookをされている方は 「佐藤 裕子」で検索されてみてください!


今日のヤン次郎兵衛、お寒むぅ〜ございますので、朝日山純米酒の熱燗をご用意してみました。

それに合わせるおつまみは・・・新潟は古町の名店、割烹有明さんの銀タラの味噌漬け。
「これがやめられねぇ〜のさ!!!」なコンビネーションです。
味にうるさい大将も「うんめぇ〜〜」と4回叫んでしまうほど。
(大将、sayuさん、3分で一合空けてしまいました。)
是非一度試していただきたいコンビネーションです!

■割烹有明 新潟市中央区古町9番町1463番地


大将「今の仕事に手を染めてから20年でしたっけ?」

sayuさん「20年前に湊町にアトリエを持ったんです。私の作品に藍が多いのは新潟の海があったからなんです。海を見て生きて行きたかったから湊町にアトリエを構えたんです。

大将「作品を創る前は海を見にいくんですか?」

sayuさん「音楽聞いてイメージ膨らませる人がいますが、私は海を見て構想を練るんです。
そのせいか私が染める藍は日本海の藍だ。って言う人がいるんです。」

大将「私も言おうと思ってたんですけど、新潟港から佐渡に向かうフェリーに乗っていると、佐渡に近づくにつれて、海の色がこの色になる!多分日本海の藍って言っている人は佐渡のフェリーに乗ってますよ。」

sayuさん「そうなの!?」

大将「もぉ〜濃い藍!!・・・イヌイットの人とか「雪」の状態を表す言葉が何十種類もあるんだって。砂漠の民もそうですよ。彼らは「雪」とか「砂」とかにずっと囲まれて暮らしてるからこそできた細分化の言葉なんですって。sayuさんはずっと藍でしょ?藍をずっとやり続けた人が生み出した藍があってもいいですよね?」

sayuさん「そうなの、いろんな種類の藍があってもいいなと思うの。私は藍を仕込む時に、久保田の千寿をいれるんです。」

大将「そうなん!?」

sayuさん「もうね、ウチのカメが千寿の菌になってるから、他のでやるとよく色がたたないの。何でもイイっていう人がいるけど、そういう所にこだわりたいの。自分の中で。」

大将「藍ばっかりやっているから、微妙な所がわかるようになってきちゃったんじゃない。」

sayuさん「そうなのかも。私、藍を仕込むにあたって栄養でカメにお酒をあげて、お神酒をあげて、私も頂いてるんです(笑)」

大将「入れながら飲んどるんかい!(笑)まぁ俺もそうすると思うけど(笑)」


今宵のお酒は 朝日山 純米酒
冷たくしてスッキリ、常温で味わいがあり、ぬるめのお燗ではキレの良さが特徴です。
お料理と飲む温度の組み合わせで何倍も楽しめます。
今宵のお供にいかがでしょうか?

来週のヤン次郎兵衛もお楽しみに!!!