長岡造形大学presents
新海先生のおしえてデザイン!

長岡造形大学の新海先生が、デザインの楽しみ方を教えてくれる5分番組。 これを聞けば、明日から見方が変わる!

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第15週 花火とデザイン

夏といえば花火大会。
各地で大きな花火大会が行われますね。
皆さんも見にいらっしゃったかもしれません。
花火大会の起源は、日本では八代将軍の徳川吉宗が疫病による死者の鎮魂と無病息災を
祈念して行った「両国川開き」で花火を上げたことだといいます。
元々、花火は鎮魂や神への祈りを目的として始められたものなのですね。

新潟では、長岡造形大学もある長岡の大花火大会が全国的に知られています。
今年も2万発近い花火が上がり、40万人が見事な花火を鑑賞したそうです。
特にフェニックス花火は、中越地震の復興を祈念して打ち上げられるようになった
花火ですが、今年3月に発生した東日本大震災の復興も併せて祈念されています。
実は、今年はこの花火大会が行われる直前の7月末に大雨で打ち上げ場所や観覧席が
水没するなど、大きな被害が発生して、一時は開催が危ぶまれました。
しかし、多くの方々の協力で、打ち上げ場所や観覧席が大変な早さで復旧され、
今年も無事花火大会が行われました。

花火大会は、打ち上がった花火に感動するのはもちろんですが、花火が打ち上がるまでに
多くの関係者が準備し、花火師さん達が手塩にかけた花火を製作して打ち上げています。
花火大会の花火がこうした沢山の人の努力の結晶であることを思うと、大会運営に
関わる人達と、花火を鑑賞する人達とが花火を通じて心を通わせるコミュニケーションだ
と言えるでしょう。

花火は火薬に混ぜた金属を高温で燃やす際の炎色反応を応用して色をつくるものです。様々な色の組合せやカタチが見事に創り出されますね。
最近では、ドラえもんやアンパンマン、キティちゃんなどを模した花火も打ち上げられて
います。
ところで、日本の花火は打ち上げられると円いものが多いですが、
理由をご存知でしょうか。
実は欧米のいわゆる「ファイアーワークス」と呼ばれる花火は円くないものが
多いのです。
日本では河原などで打ち上げられるため、川下、川上、右岸、左岸など多方向から
鑑賞されることを考えて、どの角度から見ても同じ形に見えるように円く上がるように
作られたのだそうです。

大花火大会に見られるような大規模な花火は、花火の玉を製作する技術や大空に描く
花火の大輪の造形的な美しさを考える構想力、そして、安全確実にタイミングを
計って打ち上げを行う機器の操作など、多くの技術や知恵によって実現されています。
打ち上げられた花火は、モノとして原形をとどめること無く、人の心の中に大きな
思い出だけを残して空に消えていきますが、花火の記憶や感動は人々の心に勇気と
希望を与えてくれます。

戦没者の慰霊や復興を祈念する大花火も、ただ単に観光名物や美しい造形作品で
あるばかりでなく、打ち上げる花火師さんや人々が心を通わせる、
大きなスケールのデザインなのです。

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PERSONALITY パーソナリティ

  • 今井 美穂

    今井 美穂

    生年月日 1989年12月09日

    出身地 見附市

    美味しいもの楽しいことが大好き
    白いご飯と日本酒を愛してやまない生粋の新潟っ子です(笑)
    食べてばかりではありません!
    マラソンやロードバイクなどのスポーツにも挑戦!
    様々な切り口から新潟ジョシの今をお伝えします♪

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