天空のアトラス イタリア館の至宝@大阪

いまだに万博の名残を求めている私です。

そう、イタリア館に入れなかったので、3時間かけてチケットをゲットしたのが

大阪市立美術館で開催の「特別展 天空のアトラス イタリア館の至宝」

このチケットゲットには、Xにポストされる情報に大変お世話になりました。

チケット購入画面でなかなかページが進まない中、このままつないでいていいのかどうか迷うと、Xで同じ状況の人のポストに助けられ、Xから購入済者のアドバイスをもらい・・・3時間かけて購入&予約ができました。

2026年に日本とイタリアが国交160年を迎えることを祝しての展示。

入ってすぐの部屋では、万博イタリア館で流れていたという映像がまず流れ・・・

その後の部屋に登場したのが「ファルネーゼのアトラス」

高さ約2m、重さ約2tの大理石の彫刻。宇宙を表す現存最古の天球儀。

1546年ごろ、ローマのカラカラ浴場跡で発見されたそう。

この天球儀は、地上から見上げた星空を表すものではなく、宇宙を外側から見た視点で作られています。

そして、星ではなく、古代ギリシャの星座絵が浮き彫りで描かれています。星占いでおなじみの黄道十二星座も左右が逆の姿。

紀元2世紀ごろに知られていた星座の絵だそうです。星と星を結んで形を描く「星座」という考え方は約5000年前にメソポタミア地方で生まれ、その後ギリシャ、ローマへと伝えられたそうです。

しかも、描かれている星座の位置関係は、実際の星の配置と一致しているとか。すごすぎますね!

食いしばった表情に重さを感じる~。

発掘時に残っていたのは天球と胴体、顔の一部だそうで、手足などは16世紀に補われたそう。ヘレニズム時代に作られた彫刻を、ローマ時代に模刻されたものと考えられるとか。

今でいうと、令和の時代に昭和レトロを真似して作ったって感じ??

その足も、肉質を感じます。足の指も、力強い!

周囲の観覧者の話では、万博イタリア館よりゆっくり見ることができて、しかも解説文書が掲示してあるので、万博時よりわかりやすかったとか。

たしかに、2~3周ほど回って見ることができました。

続いては、「正義の旗」

上部は聖母子と天使たちが見守る天上の世界。

顔だけで表されている天使は高位の存在を示しているとか。

続いて・・・

万博イタリア館では伊東マンショの肖像画が展示されていたようですが、ここではその衣装のレプリカが展示されていました。

見どころは、幾重にも作られたひらひらの襟だそうです。

その先には、長蛇の列・・・

その先にあったのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」

万博とは別の2枚が展示されていました。

見どころは鏡文字。

草書体の文字を反転させた鏡文字で右から左へ書いています。発想を他人に盗まれないようにするためだとの説もあるとか。

こちらは20.3×28.6cm

こちらは25.5×21.0cm

長蛇の列横の壁には、拡大したこの絵も展示されていたので、そちらで緻密な部分を見ることができましたよ。

本物は・・・写真撮って終わり。絵の前にいたのは10秒ほどでしょうか。

最後には、こんな”顔はめ”もありました!

せっかくなので、この日は美術巡り。次は神戸のアレ!