十日町きものGOTTAKU その2

2件目に訪れたのは・・・染物の着物を作る「㈱桐屋」(とうや)さん。

友禅です。

京都は京友禅とか、石川は加賀友禅とかありますが

十日町の友禅はそのまま友禅。特に前に名前はつきません。

実は京友禅として買ったものも十日町の友禅ってものもあるんだそうです。

で、社長自ら説明をしてくださいました。

ここの特徴は「辻が花」。

室町時代から桃山時代にかけて登場した染の技法「辻が花」。

幻の染をここでは体感できます。

できあがるまでに、こんなに工程があります。

それを一手にこの工場すべて行います。

昔、美術でシルクスクリーンをやったなぁなんて思いながら・・・

色ごとに順番に糊をつけていきます。

この糊は・・・十日町ですからあのそばにも入っている「ふのり」!

そばより先に着物に使われているんですヨ~。

糊がついたら、染めていきます。

はけは鹿の毛だそうですね。ぼかす技術や色のグラデーションを作り方がすごい!

こんなに間近で見られるとは!

次は筆でひとつひとつ色を入れていきます。

そして、ようやくこれから手絞り。

絞りを作っていきます。

いやはや着物が高い理由は十二分にわかりました。

大事に着なければ。

社長いわく

”「辻が花」はどこもマネができなから全部見せますよ~”

デザイン起こしから完成まですべての作業を行っている桐屋さん。

着物のコレクションもあるので、

近くの「翠山工房」にも立ち寄ってみてください。

オリジナルブランドの「夢幻 辻が花」が咲き乱れてます!