11/30 モトキの食材探しの旅・JA北越後編

2011年11月30日(水) 13:43

9月からスタートした3rd seasonの旅も今回でいよいよラスト!
あっという間の3ヶ月間でしたねぇ。いろんなことがありました。。。
っと!感傷に浸っている場合ではないっ
ラストジャーニーも張り切って参りますよっ

この度お邪魔したのは、新発田市金塚(かなづか)地区にある戸島 裕己さんの
「オータムポエム」のハウス畑。

皆さん、オータムポエムってお野菜、知っていましたか?

オータムポエムは、
”紅菜苔(コウシンタイ)”と”菜心(サイシン)”をベースに
4品種くらいのお野菜を品種改良して生まれた新野菜。
苦味がなく、甘みがあり、茎の食感がアスパラガスに似ているので、
別名”アスパラ菜”とも呼ばれています。

ビタミンAとC、そして鉄分が豊富!
冬の時期が最盛期なので「冬のビタミン源」として重宝します。

甘みが強く食べやすいので、普段、葉物野菜が苦手な子供たちも抵抗なく
パクパク食べるという声も聞こえてくるそう。
そしてアクがほとんどないので、煮る・焼く・炒める なんでもござれ!の万能野菜♪

オータムポエム、スゴイでしょ!?
僕ら うんめねっかクルーも今回の取材で初めて知ったんですが、
こんなにも素晴らしい野菜があったのか!?と驚くばかり。
また、JA北越後は新潟県内の生産量のおよそ4割を出荷しており、要は!
県内1位の出荷量を誇っているのです。

すごいな北越後!アスパラガスも県内1位だもんなぁ〜
満を持しての最強野菜、登場となりました!

にしても、取材日はまーーーーーーーっ 寒いこと、寒いこと!
ハウスの外では暴風と共に雨?霰?雪?すべてが入り混じったような霙が・・・
ハウスで良かった。。。そこにいる全員がそう感じたに違いありません(笑)

ご登場頂いたのは本日のホスト、農業を初めて1年目の25歳の戸島さん。
そして、金塚地区青年部の竹内さん、長谷川さん、加島さんのお三方と、
JA北越後青年部事務局の渡辺さん。

若手を見守る青年部の部長と金塚店のご担当者、
そして、戸島さんのお父さんもご一緒に加わり何とも賑やかな取材となりました。
熱気でハウスも温まります♪

戸島さんのお父さんが実はスゴイ方!
なんと、JA北越後 オータムポエム部会の部長さんなのですっ
戸島家の父が、オータムポエムのパイオニア。それを受け付く戸島家の息子。
まるでオータムポエム界のサラブレッドのような戸島家のオータムポエム、
一体どんな姿をしているのか・・・?

最初、お邪魔したのは、小さな小さな葉が畝に並んでいるハウス。
ほ〜、収穫はまだ先なのかな???と思い、色々お話を伺っていましたら、
他のハウスでは収穫が始まっているとのこと!

なんでも、戸島家では、10月にタネを撒き芽が出たところでハウスの畝に植え替え、
1ヶ月ほど経過すると収穫になるそうなんです!早いんだね〜!
で、少しづつずらしながら植えて育て、翌年の3月中旬ぐらいまで収穫されるとか。
おぉ!収穫期間は長いんだ!
しかも、氷点下にならなければ露地栽培でもOKというから、
寒さにも強い野菜なんですねぇ・・・ 育てやすさも二重丸◎ということ。

その収穫が始まっているハウスに足を踏み入れたら。。。

でっかーい! わっさわっさと緑の大きな葉っぱが!
ところどころに菜の花のような黄色い花も咲いているっ!
しかも、甘い香りが漂っているんですよ!? 葉っぱなのに!?

思ったよりも大ぶりな葉に、ちょっと引き気味のモトキ。
ほうれん草や小松菜のような葉野菜を想像していたので、
その倍はあろうかという大ぶりなオータムポエムに驚くばかりなのです。

戸島さんに収穫のお手伝いをさせて頂こうかとレクチャーを求めましたら、
2〜3枚葉がついている茎の根元の辺りに手を入れて「ポキッ」と折った!
え?!折るの?! 引っこ抜くんだと思ってた・・・
てことは、コレ全部手作業で収穫ってことですよね!?

「味もアスパラに似てるけど、収穫もアスパラと似ていて
 手を入れて茎が折れるところで”ポキッ”とやるんですよ。」と笑顔の戸島さん。
腰を痛めないように、と注意しながらとおっしゃっていましたが、
これは注意しても痛めますて!中腰の手作業だもの。頭が下がります。

収穫した茎からは ずみずしく甘い香りが。
ついつい鼻を近づけてしまうほど。この香りがハウスに充満していたんだ!

「そのままで食べてみてください。甘くて美味しいですよ〜!」

といいつつ戸島さんがパクッ! 慌ててモトキもパクッ!
シャクシャクシャクと小気味いい音、そして甘みがジュワ〜ッ♪

「・・・・・信じられない! すっげーーーーーっ甘い! 苦くない!」

大ぶりな葉や太い茎からは想像できないような甘味。びっくりしました。
見た目が濃〜い緑だしエグいのかな?って思っていたから本当にびっくり。
いや〜、新野菜・オータムポエム、スゴイです!ウマイです!
しーかーもー!茎だけではなくて葉も蕾も全て食べられるんだって!

農業を始めて1年目という戸島さん。
取材中も近くにいたお父さんが天の声として優しく指導されていたのが印象的で、
始めたばかりということもあり勉強の毎日という戸島さんですが、
一番気を使うことを伺ってみたら、野菜達のことではなくて

「父親(師匠)とうまくやっていくことです。」という思いがけない一言。

でも、この言葉がこれからの農業を背負う若者が皆、思っていることだと思うのです。
農業って、その土地、その地域でしか味わえない旨さを作り出していると
我々は思うのですが、まさに、農家を農業を継ぐ「子」や「若者」にとっては、
仕事を継ぐことだけではなくて、土地の味を引き継ぐことでもあるんですよね。

先人が開墾した土を、代々引き継いできた家の歴史。
父親の仕事を習い、自分の味も加えていき、次代につなげていく、という連鎖です。

家族だから、親子だからって甘えは許されない。
分からないから、やりたくないからって仕事を放棄するなんてもってのほか。
農業を生業にした!という強い信念とこれから、というちょっとの不安。
自然が相手の、厳しい世界に飛び込んだひとりの若者の姿がありました。

父を師匠を目の前に、その言葉を素直に笑顔で発した戸島さんが逆に頼もしい!と
感じた時でした。周りの仲間も、お父さんも笑顔で見守っていました。

大丈夫!俺ら、みんなそうだったから!
心配しなくても仲間がついてる! って。

極寒ともいえる荒天の下、心の中はポッカポカでした。。。
ほんと、あったかい。いい人がうんめもん育てるんだわ。実感です。

ラストジャーニーということは、試食もラストになってしまうんだなぁ(涙々)
採れたてを食したけれど、やっぱり家庭の味も味わいたい。
そう願っていたら、2つのお皿がどどんと目の前に!

戸島家でほぼ毎日食卓にあがるオータムポエムのお料理、
「おひたし」と「辛子和え」の2品。おばあちゃんのお手製!う・ま・そーっ♪

戸島さんと一緒に青年部の仲間達も一緒にご相伴。
まずは、シンプルな「おひたし」から。
さっと茹がいて、冷水に。水気を絞って食べやすい大きさにカット!
鰹節をかけて、お醤油をタラリ。。。いっただっきまーす!!!

「・・・!!!!! 甘いっ ウマイっ すっげーウマイっ!」

すみません。「甘い」と「ウマイ」しか出てこないんですよ。本当に。
ほんのちょっとのお醤油が甘さを惹き立てて。。。
長谷川さんも「初めて食べたけど甘くてウマイですね〜!」とニッコニコ!
生で頂いたシャクシャク食感も残っているし、おばあちゃんの茹で加減最高!

続いて「辛子和え」。
オータムポエムを茹で⇒冷水に放ち⇒水気を絞って⇒食べやすい大きさにカット。
まではおひたし同様ですが、そこに茹がいた「もやし」を合わせて、
三杯酢にからしと風味付けにしょうがをほんのちょっと。
初めてのお料理をパクリ!

「・・・・・うんめぇっ! 辛さと甘さが相まって、相まって〜〜〜〜っ 」

言葉になっていません、モトキ(笑)
とーーーっても美味しかったんです!おばあちゃん、すごい!
竹内さんも「バランスがいい!うまい!」って。

戸島さんは小さな頃から食べているから「そう?」って感じだったけど
皆さんに他にどんな料理で使うのか聞いたら、

戸島家 「なんでも(笑)鍋、みそ汁、炒め物などとにかく何でも合う。」
加島家 「お漬け物がウマイ!」ほほーっ 歯応え良さそう!
竹内家 「やっぱ、おひたしが一番ウマイ!」シンプル イズ ベスト!

僕はね、チャーハンに入れてもウマイと思いましたよ〜!
甘味があるから子供たちでも食べやすいし!
皆さんにもチャーハン案は好評でした♪やってみてね〜♪♪♪

おばあちゃんのお手製料理を食べながら、
これからの青年部をどのようにしていきたいですか?って竹内さんに伺ったら

「JA北越後管内の盟友250名と県内のJA-YOUTHの仲間達、
そして全国のJA-YOUTHの仲間達と一丸となって活動を拡げて、
 子供たちが将来なりたい職業のベスト5に”農業”が入ることを目標に
 みんなで頑張っていきます!」

そうです!農業は未来につながる仕事なのです!
食の源をつくり育て、人も動物も生きもの全ての体をつくり、
その土地と地域を盛り上げる産業であり、
世界中がマーケットとも言える日本が誇る巨大産業でもあるのです!

子供たちよ、農業に大志を抱けっ!

自分の仕事をこんなにも誇りに思っている若者っているでしょうか!?
農業最高!竹内さんの言葉に、全員感嘆、賛同!われんばかりの拍手喝采!!
ラストジャーニー、忘れられないひとときとなりました。
JA北越後の皆様っ!本当にありがとうございました!

さあ、3rd seasonも今回でラスト。まだ夏の暑さが残る9月からスタートし早3ヶ月。

農薬散布ヘリの操縦を見させて頂き「有機米」の旨さに呻ったJA上越くびき地区編。
米粉100%の東京都西麻布の名店・キャンティのロールケーキも絶品でした。

直前の大雨にも関わらず取材時に大きな虹が現れたJA豊栄「長ねぎ」編。
「長ねぎのかき揚げ」美味しかったなぁ〜♪

汗をだらだら流しながら収穫したJA越後ながおかの「肴豆」編。
奥様の肴豆フルコースの旨さに悶絶〜☆ 豆、冷凍してますよ♪

青年部が取り組む地元の月潟小学校での食育授業の潜入取材だったJA越後中央編。
大きな豊水梨を収穫する子供たちの元気さで台風15号もタジタジでしたね。

もときの地元・JAささかみでは「ささかみ米(まんま)」の収穫!
合鴨農法の田んぼの稲刈りでコンバインに乗せてもらってご機嫌でした♪

JA新津さつき編では「おけさ柿」を作っている!?と驚いた取材。
7ヘクタールという広大さに驚き、今年初という柿も試食。甘かったなぁ。

日本海を渡ったJA佐渡編では、朱鷺と共存する農業の在り方を勉強。
餌となる生きものを育てるのも田んぼであり、それを作るのが人間なのです!

JA魚沼みなみが誇る4大特産品の一つ「ユリ」。大ぶりの花は日本一!
最高級品のユリの花に囲まれた男達の笑顔が忘れられません(笑)

JA中条町では初めて聞いた品種「秋冬人参(あきふゆにんじん)」を取材。
採れたてをかじった時のあの甘味の襲来っ!スゴイ衝撃でした。

うんめねっか史上初☆プロのお料理が味わえたJAにいがた南蒲の「小松菜」編。
お料理も美味しかったけど、生の小松菜のウマサには脱帽!本当に美味しかった。

そして、3rd seasonでは幹部の皆さんが登場する回が2回ありまして、
1回目は「第13回 協同組合まつり」の取材。何千人という人波に溺れそうっ
JA-YOUTHは各単組から協力頂いた旬の野菜を輪投げの景品に大放出!行列スゴっ!

そして2回目は、先週お送りした「幹部ミーティングにお邪魔」編。
話題のTPPのこと、今の、これからの農業のこと、たっくさんお話しました。

で、今回のラストジャーニー・JA北越後の「オータムポエム」編。
親子の絆、仲間との絆が伝わる取材でした。

この3ヶ月間、新潟県内をうんめもん探してクルーは走りました。
そこには、熱い気持ちで取り組む若者たちが、いつも笑顔で迎えてくれました。

災害や天災にも負けず、あやふやな行政の言葉にも負けず
ただただ、僕ら消費者に”うんめもん”を届けるためだけに頑張る若者達。
消費者である私たちが出来る一番の応援は、県産野菜を食べること!
それが、自給率を向上させることにも、農業従事者が増えることにも
健康にも、全てにつながっていくと思いませんか?

「安心・安全は当たり前!それはゼロ!」という新潟の若きファーマー達。

美味しい野菜は小さなお子さんでも、その味の違いが分かります!
食の安全が当たり前な県産野菜、皆さんも是非、お手に取ってみてください。

ウマイです。

長々とお付き合い、ありがとうございましたっ
彼らと直接顔を合わせている僕らクルー。当然ながら気持ちが熱くなり、
毎回毎回、長〜い取材日誌となってしまうのです(笑)お許しを!
そして、取材にご協力してくださった全ての若きファーマーに感謝です!

エンディングでは、4th season きっとあるはず!? 
と願いを口にしたモトキであります! あの笑顔達に会えるといいな〜♪

皆さん、若きファーマーへの応援、今後とも宜しくお願いしますね!

それでは、また会う日まで! バイバーイ!

11/23 JA-YOUTH幹部ミーティングにお邪魔!編

2011年11月23日(水) 10:00

今回は、幹部の皆さんのミーティングにお邪魔。
夕刻から熱い話し合いをされていたご様子で、
僕ら取材クルーが到着した頃には座も暖まり お疲れさん!の懇親会の雰囲気。。。
しかしながら、そんな中、モトキが消費者代表として
今話題のTPP問題など、様々な疑問質問を幹部の皆さんにぶつけて参りました!

TPPに対してもそうですが、番組には、リスナーの皆さんから若きファーマーに向けて
熱いメッセージを沢山寄せてくださっています。(いつもありがとうございます!)
その言葉を直接伝えたい!そんな気持ちもあり、幹部の皆さんが集まるというこの場に
どうしても参加したかったのであります。。。

幹部の皆さん、お疲れのところ本当にありがとうございました。

それでは、我らが「新潟県農協青年連盟」のトップをここでご紹介しましょう!
本年度の委員長・渡辺さん。(JAにいがた南蒲所属)
そして、本年度の副委員長は このお3方!
平野さん(JAえちご上越頚城地区所属)、上村さん(JA魚沼みなみ所属)、
青木さん(JAささかみ所属)といった2011年度のトップ4の皆さん。

更に!参与の新保さん(前年度委員長・JA北越後所属)と、
同じく参与の志田さん(前年度副委員長・JAにいがた南蒲所属)のお2人も。
新潟県の若きファーマーのトップの面々がずらりと集結してらっしゃいます!

モトキ、早速、今一番気になっていることを伺います。「TPP」について!
「TPP」とは「環太平洋戦略的経済連携協定(Trans Pacific Partnership)」。
太平洋周辺の広い地域の国、例えば日本、中国、東南アジア諸国、オセアニア諸国、
アメリカなどが参加して、自由貿易圏を作ろう!という構想のこと。

R.N.猫まっちぐらさん、なおきちさん、マシャマシャさん、さゆさゆさんの
TPPに関してのメッセージを紹介しつつ、疑問を彼らにぶつけてみました。

実際どー思っているの?! どーなると思う?!

TPP参加は反対!
しかしながら、今の政府の動向を予想すると日本はTPPに参加するだろうと。
自由貿易ですから、農業に関して言えば、
安価な農作物が大量に国内に流通することになる。
このご時勢、生活に密接する「食料が安価」ということは、
大多数の消費者の皆さんは海外製品を選ぶと思う、と。

しかし、大量生産のために使われた残留農薬や遺伝子操作されたモノも
規制なく入ってくる。そして、政府は法人農家には補助金を出すようですが、
法人化されていない小規模な農家(特に新潟には山間部にそういった農家さんが
多いようです)にとってはいわずもがなの大打撃。

食の安全や就農している\"国民\"に対しての国内対策をないがしろにしたまま
国益の為にTPP参加表明をしていることに「順番が違うだろう!」と
憤慨されていましたね。もっともなことです!
そして、日本は小さな国とはいえ、北と南では採れる農作物もバラバラです。
その日本の食を政府は統率することが出来るのか?とも。

はっきりとしない状況の中、幹部の皆さんが最も声高におっしゃっていたことは
「自然を守ることが農業」ということ。

美しい森林を育む山から流れる川。拡がる平野。
そこに動植物が育む土壌を作り、育て、収穫し、食すこと。
その土地の自然を守り育むことが農業であり、旬の農作物を食すこと、
それが日本の文化でもある。この当たり前な循環が、TPP参加によって
崩されるということを最も危惧されていました。

「国内(県内)産は安心・安全!」 と言われていますね。

でも、この言葉、彼らにしてみれば「何言ってんの?!」って。
そんなの当たり前で、それがゼロでしょ?!と。
この日本で流通している農産物が、安心・安全なのは当たり前のこと。

だって、考えてみれば分かりますよね。
美しい自然から育まれた食材が安全じゃないわけがない!
大量生産が出来ないかもしれないけれど、とにかく美味しく新鮮なものを!と
丹精こめて、日々努力している農家の皆さんの手から旬の味が生まれているわけですよ?

大量生産し、安価で流通させたいなら、味もクオリティーもおかまいなしに、
土壌を汚してどんどん作ることはできる。旬の味もなくなる。
ただ、それは「安心・安全」ではないということにつながっていくわけです。

もし、TPP参加が決定すれば、半年後ぐらいには1キロ・500円という米が
日本に入ってくることになります。(現段階での予想金額ですが)

適正価格の意味を考え、家族や子供の健康を考えた時、
果たして私たち消費者はどちらを選ぶのでしょうか?

TPPへの参加表明がされて数週間。反対?それとも賛成?
TPPは農業だけの問題ではないですが、食卓を眺めながら
最も生活に密接している「食」について考えてみてください。
そして、県内産の美味しさを味わってください。

新潟県内の”うんめ〜!”旬を味わってきた僕らうんめねっかクルーは
若きファーマー達の育む姿勢や努力も垣間見て来ましたから尚のこと、
断固としてTPP参加は反対!です。

JA-YOUTHでは「ポリシーブック」という、マニュフェストを作りました。
新潟県の若きファーマーの目標と指針がはっきりと明確に表記された冊子です。

「食育」「後継者対策」「農業経営」の3本柱を指針として立て、
この活動を行なう為に、国・県・市町村、農業団体、地元の商工や企業から
連携して貰い、サポートして頂く。
それによって、農業者が頑張れる、地元が頑張れる土壌を作ることができる。
また、ポリシーブックがあることで農業従事者の目標にもなり、
自分達からの要請をより明確に行政に届けることができる。

これから全国のJA-YOUTHのポリシーブックをまとめて
全国版のポリシーブックが出来上がるようです。

TPPの問題だけじゃない、今の日本の農業。
若きファーマー達は、
自分達から地域の発展につながる活動をしようと頑張っています。

今回の取材で、特に感じたことは
県内産を食すことが農業を救うこと、ファーマーの応援に最もつながる!
消費量が増えることで自給率をUPすることが出来ます。後継者も増えるはずです。
日本の、新潟の農業を守ることは、我々消費者にかかっています。

「(番組を通して)自分達の活動を知ってくれたリスナーの皆さんからの
 応援メッセージや意見が貰えることが本当に嬉しい!」

と口々におっしゃっていた若きファーマー達。
普段、なかなかこういった言葉に触れることがない彼ら。
活力になる!と、心から喜んでいらっしゃいました。

皆さんのご意見やメッセージをこれからもどしどしお寄せください。
僕らが必ず届けます!
そして、県内産を食べることでも彼らを応援してくださいね。

この夜は、国内&県内産の食材の旨さを皆で囲みながら、
至極真剣な話題ながらも全く笑いが耐えなかったんですよね。
ふざけている、とかではないんです。
どんな苦境だろうと、仲間達と一緒なら乗り越えられないものはない!
明るい笑顔の面々に勢いを感じたモトキでした。

さあ、来週は。。。
なんと、うんめねっか3rd seasonの最終回!!あっという間の3ヶ月。

食材探しの旅・ラストを飾るのは、JA北越後の特産「オータムポエム」!
オータムポエム???初めて聞いた野菜の名前に期待が膨らみます。
水曜日のお昼前の男・ラストジャーニー、どうぞお楽しみに〜!

11/16 モトキの食材探しの旅・JAにいがた南蒲編

2011年11月16日(水) 15:48

今回お邪魔したのは、三条市岩淵の内山 徳寿さんの小松菜畑。
1シーズン時から毎回ご出演してくださっている内山さんが作る小松菜、
本当に楽しみにして来ました。ハウスで栽培されているんです。

その数あるハウスから指定された扉を開けて見ると・・・わわわわーーーっ!
緑のじゅうたんみたいっ ハウスの中、一面、小松菜でびっしりっ

そのハウスに、内山さんを始めとする南蒲青年部のお仲間が
僕らの到着を待っていてくださいました。

昨年「加茂の意地」というブランドきゅうりを紹介してくださった松田さん。
今年もトーク絶好調!田んぼの畦道でシートを敷いて酒盛りをしたアノ日、
丸かじりのきゅうりの旨さ、お母様の漬物の味も忘れられません(笑)

そして、プロレスラーですかっ?!という怖そうなイカツイ風貌とは
180°真逆で、物腰柔らかの超愛妻家 五十嵐さんもご参加。
米作り一筋!という若きファーマーです。
シーズン1に出演されて以来の再会ですが・・・デカくなりすぎっ(笑)

そして♪またまた女性の登場でございます!
青年部事務局担当の知野さんは今年入社したばかりのフレッシャーズ!
元気で可愛らしい笑顔にモトキも癒されっぱなしです。
シーズン3は女性担当者が2人も出演してくださって・・・嬉しいです。

で、前段にも書きましたが、今回の取材品目は「小松菜」。
小松菜ってビタミンA、鉄分、ミネラルが豊富な栄養満点な葉物野菜。
特に、カルシウムの含有量は、ケールに次いで高いんです。

そして、小松菜って一年中、市場に出回っているので
通年野菜と思っている方もいるかもしれませんが、旬は”晩秋〜冬”。
春夏物に比べると、その茎や葉の甘さが格段に違うんですって!

アクがない緑の野菜ですから、ほうれん草のように下茹でしなくても
そのままお鍋に、煮物に、炒め物に入れられる使い勝手も良いお野菜です。

内山さんが作る小松菜は、お父さんの代から作り始めて30年位。
内山さんが家業を継いだ頃に、青果卸業者さんから「直接欲しい!」とお話が。
そこから拡がって、今では三条市栄地区の小中学校の学校給食や
長岡と三条の病院、そして、三条市内の料理屋さんにも卸しているんだとか!
美味しくて安全、安心な小松菜だからこそ!という感じですよね〜

小松菜栽培は、虫の被害に気をつけることぐらいで、
後は特に難しいことはない、という内山さん。
でもね、植わっている小松菜、すべての葉に一つも虫食いの跡がないのよっ
どれだけ細心の注意を払っているのかが分かります。

で、とても柔らかい小松菜の葉。
傷つけないように、手作業でハサミを使って収穫をされているそう。
内山さんは180cm以上ある長身!なので屈みながらの収穫はとにかく腰が痛むそう。

モトキもお手伝いをさせて頂きましたが、
土すれすれのところをハサミで切り取るので太もももパンパンに!
これは結構大変ですぞ・・・と、えっちらおっちら収穫を進めていましたら。

松田さん、五十嵐さん、知野さんもハサミを持って無断で収穫し始めた!
人のいい内山さん「いっぱい採ってってー」って(笑)

何故だかモトキ、3人に対抗心を燃やして、収穫しまくります。
負けじと3名も(笑)みんなでワイワイ、楽しかったなー
各自が採った小松菜は、ご用意してくださったビニール袋パンパン!
お土産として持ち帰らせてくださったんです。内山さん、太っ腹すぎる!

で、内山さん。「そのまま食べてみる?ウマイよ」

おお〜。キましたねっ!
今までも数々の「そのまま野菜」を味わってきたモトキ。
僕なりに旬の旨さにはうるさくなりましたよ〜♪ってことで、1枚。
採って、即、口の中へ。無農薬だからできる贅沢な食べ方です。

おぉぉおおおお?!
ウマイ!こんなに味わいが深い小松菜は初めてだっ!
柔らかくで瑞々しい!甘みも塩気も感じられて何もつけなくても充分!
ウマイ、ウマイ!しか言えないんだよ〜っ

そのまま小松菜を初めて食べた3名の皆さん。
松田さん 「茎がウマイ!味が濃い!」
知野さん 「美味しい!」
五十嵐さん 口いっぱいに頬張りながら
     「初めて生を食べたけどこんなにウマイとは・・・」

ビックリしました。本当にビックリ。。。
旬って、やっぱりウマイんだよなぁ。
”小松菜ブッフェ”でみんなでバクバク食べまくっていました(笑)
いや〜、うまかった♪

てことは。試食はこれで終了か?と思いきや!
なんと、内山さんが卸しているお店で小松菜料理を頂けることに!!!

プロの味!プロの味!うわ〜!今日、なんかスゴイ日だ(笑)

やって参りましたのは、三条市本町にある「野菜の食卓 ベジテーブル」さん。
地元の若きファーマーらが作った有機栽培の新鮮野菜をふんだんに使ったメニューを
有機米とともにブッフェスタイルで提供するお店です。

今月オープンしたばかりの店内は、シンプルな内装に温かい雰囲気が漂う
カフェ風のインテリア。今はランチとカフェタイムのみの営業なので
夕方17時までの営業だそうですが、行く行くはディナーもやる予定。
そして、新鮮野菜やジャムなどの加工品も販売するコーナーも設ける予定。
これからどんどん可能性が拡がりそうな、ステキなお店です。

ご用意していただいたのは「小松菜とかきのもとのサラダ」。
小松菜はもちろん内山さんの!

小松菜とかきのもとは、さっと茹で、醤油とオリーブオイルだけで和えた1品。
旬の味わいを惹きたてる為にシンプルな調理が一番!とお店の白鳥さん。

では、一口。「・・・・・うんめぇ。。。スッゲ、うんめーっ!」

いや〜。このサラダ、小松菜の旨みが凄いです。
小松菜が甘いからだろうね。ちょっとの醤油が引き立ててる。
で、かきのもとの風味とも相まって。こんなにシンプルなのに極上の旨さ発見!

内山さんも「家じゃ出てこない料理。ほんとに美味しい!」と大満足。
他のお3方も「こんなにお洒落になるんだ〜!うまいなぁ」と大絶賛!

更に、内山さんが作ったお野菜”バターナッツ”という品種の
かぼちゃを使ったサラダも試食!ひょうたんのような形をしたかぼちゃなんです。

バターナッツかぼちゃを、食べやすい大きさにスライスしてさっと茹でて。
ベーコン(軽く火を通す程度にフライパンで炒めておく)と、紫たまねぎのスライスを
和えて、マヨネーズ風味で味付け。(塩コショウはお好みで加えてくださいね。)

いや〜ぁ。このサラダもうんめんだわっ!
かぼちゃとは思えないシャキシャキの食感と、程よい甘さ。
ベーコンとたまねぎの風味もタマリマセン。。。プロって、やっぱスゲー。

この”バターナッツかぼちゃ”は、キメが細かく甘みもあるので
裏ごししてスイーツやスープに使うのも美味しいそう!新野菜、発見です!

ベジテーブルさん、美味しいお料理をご用意してくださって感謝です!
そのウマサの源・地元農家の代表内山さんのお野菜も最高!

こうして、地元の農家と地元のお料理屋がタッグを組んで
とにかくウマイ野菜を食べられるお店って、凄くいいですよね。
しかもブッフェ。美味しいものを好きなだけ、食べたいだけ、どうぞ♪
こういうお店が、もっともっと増えて欲しいですよね。
そうすれば、地元の良さを2倍にも3倍にもすることが出来ると思います。
誰もが必要とする「食」の場面でね。食べることって美味しさを知ることです。

みんなで楽しむ”野菜の食卓”。まさに、僕らのテーブルがそうです。
美味しいと自然に笑顔になりますもんね!
自由なチーム南蒲との「食卓」、本当に楽しかったしバツグンに美味しかった!

仲間と一緒に盛り上げよう!という気持ちが強く伝わってくるチーム南蒲。
新人の知野さんも「今までの良さを残しつつ、新しいことにチャレンジしたい!」
と青年部に対する意気込みも語ってくれました。松田さんも「食育をすることも
青年部の活動の一環。子供達に本当の美味しさとその美味しい野菜はどうやって
作られるのかも含めて、地元の旨さを子供の頃から染み込ませたい!」

笑ってばかりの取材のようでしたが、やはり皆さんの熱意はハンパない。
今回も仲間の良さをしみじみと実感したモトキなのでした。
皆さん、ありがとうございました!

そして、リスナーの皆さん!五十嵐さんのように
「旬の美味しいものを沢山食べて、大きくなりましょう!」食べましょーっ♪

さあ、来週は我らがJA-YOUTHの幹部会合に潜入!
役員の皆さんで卓を囲んでミーティングをするそうなんです。
今話題のTPP問題、実際どう考えているのか?なんてことを質問しようかと!
来週のうんめねっかは社会派寄りでいこうと思います。

・・・皆さん熱いからなぁ。朝まで討論にならなきゃいいなぁ。


11/9 番外編・第13回協同組合まつり編!

2011年11月10日(木) 18:26

10月30日(日)に新潟市産業振興センターで開催された
「第13回 協同組合まつり」に行ってきた模様をお届けした今回のうんめねっか。
会場の賑わい、伝わったでしょうか?

新潟県内の協同組合が合同で行なうこのまつりは、
新潟県産の新鮮な農畜産物や生鮮魚介類、水産加工品、林産品、そして、
生協商品などを”格安”で特別販売する一大イベントなのです!

我らがJA-YOUTHのブースも出展しているとのことで
午前10時頃にお邪魔した訳ですが・・・

ま〜〜〜〜〜〜っ! スゴイ人、人、人の波!!!

開場して30分ほどしか経っていないにも関わらず人で溢れかえっている会場。
JA-YOUTHのブースに辿りつけるだろうか・・・一瞬怯んだ取材クルーなのでした★

人波をかき分け到着したJA-YOUTHのブース。
JA-YOUTHの幹部・ビッグ3が出迎えてくれました!
渡辺委員長、青木副委員長、そして、上村副委員長。
位もビックなら、身体もビッグなこのお3方。
宜しくお願いしま〜す!と頭を上げて見えた長蛇の列!

ブースには「輪投げゲーム」目当てのお客様がいっぱい!
100円で2投できる輪投げゲームの景品が豪華・太っ腹っ な・ん・と♪
県内各所から集められたお米、柿、キャベツ、大根、豆腐なのですっ

それぞれの絵や文字が書かれた筒に輪が入ったらプレゼント。
2投とも入ったら・・・わ〜!夢のようなゲームです。そりゃ並ぶよね!

ブースには、JA越後中央、JAささかみ、JA魚沼みなみ、JA中条町、
そして、JAにいがた南蒲の5つの単組の盟友の皆さんのお顔が!
楽しそうに輪投げゲームを仕切っていらっしゃいました。

せっかくなのでモトキも参加!
青木副委員長から100円奢ってもらって(笑)
家族連れのお子さんの為に2投、やらせてもらいました。

柿が欲しいという女の子。よっしゃ!おにーちゃん頑張るよー!
が、1投目はハズレ。しかしながら2投目は見事「柿」をゲット☆
JA佐渡産のおけさ柿をプレゼント出来ました♪・・・当たってヨカッタ。。。

この柿の量がハンパない。ビニール袋にゴロゴロと!
100円で・・・?! まつりとはいえ、その大盤振る舞いっぷりに驚きです。

渡辺委員長曰く、
「このまつりの為に、県内の盟友の皆さんからたっくさんの新鮮野菜を
 提供してくれたので、景品が品切れになることは絶対にないです!
 (輪投げに挑戦して)じゃんじゃん持って帰ってもらいたいですね!」
と力強いお言葉。
新潟のウマサを味わって欲しい!その気持ちがこのゲームになったんですね。

こんなにおトクで楽しいゲーム、そうそうないです!
モトキも大声出して呼びこみのお手伝いをさせて頂きました。

また、このブースでは、午前と午後の2回、メインイベントの
「ふるまいもちつき」も開催され、午前の部は11:40〜スタート♪
モトキももちつきに参加させてもらえる事になりました!

時間になるまで30分の余裕がある。
このまつり名物の「きのこ汁セット」と「つみれ汁セット」を味わうことに!
このセットは、汁 1杯+ヨーグルト 1個+県産の新米コシヒカリおにぎりが2個もついて
なななななななーーーーーーーんと!「300円!!!」限定200セットずつ!
午前10時からの整理券配布にスタッフが並んでゲットした整理券片手に引換所に。

まぁ〜 辿りつくのも一苦労! 人波の凄さをまた体感です。
すぐさま提供してくださった「きのこ汁」と「つみれ汁」。味噌仕立てです。
ちょっと肌寒い機構でしたので、こういう温かいお汁を頂きたかった〜!

「きのこ汁」・・・津南町森林組合が提供したなめこがた〜っぷり!
        香り高い、うんま〜いきのこでした。
        総合生協で開発した、ささかみの大豆が使われた豆腐もIN!
        あぶらあげもいい味のアクセントになっていて♪
        お味噌も総合生協で開発した製品。う〜ん、最高です!

「つみれ汁」・・・新潟漁協がテイk等したニギスのつみれがたっぷり!
        骨も一緒につみれにしているので栄養満点!
        なめらかな舌触りと味わい深いニギスの風味がタマリマセン。
        そして、刻まれた柔肌ねぎ!ウマい味噌!参りました〜!

という具合に、2品共サイコーのウマさ!
海・山・里の旨さがぎゅぎゅっと、このお椀に入っている、そんな美味しさでした。
毎年大人気で、即完売になるというのも頷けます。マジ、うまい!

さぁ、お腹もいっぱい!エネルギー満タン!
もちつきの時間に間に合う〜!と、JA-YOUTHブースに戻ったら・・・

”ヨイショ! ヨイショ!”

って、えーーーーーーっ!始めちゃったのぉ?!

待ったナシ!
ふるまいもちつきの列があまりにも長くなったので予定よりも早くスタート。
使用するもち米は、渡辺委員長の田んぼで採れた米を蒸かして登場!
「捏ね」の作業を始めていました。

モトキも遅ればせながら参戦!何でも捏ねが一番ツラいんだって!!

漢・清野幹!全身の力をこめて杵で捏ねます。捏ねます。こねます。コネマス。。。
ものの1分で息が上がってきます。うわー、これ、キツイ。。。

上村副委員長、青木副委員長のお2人は息が全く乱れない。
それどころが笑っている余裕も! 日頃の運動量の差が出ましたね〜★
米の粒が無くなったところで「捏ね」が終了。
5分間ぐらい?すでにモトキ汗だくです(笑)

息を整え、いざ、もちつきへ!
「JA!」「YOUTH!」「JA!」「YOUTH!」とお互いに声をかけつつ餅をつく。
が!モトキ戦線離脱。声も出せないくらいに。

すごいのが上村さん。捏ねから誰とも交替せずに1人でずーっと!
そして、青木さんと上村さんのコンビネーションの良さったら・・・
もう立派なエンターテインメント!音といい、その姿といい、カッコイイっ♪
そこに、渡辺委員長が返しの手を入れるというね。

この青年部による餅つき。
県のイベントなどでもお願いされてやることもあるんだって!
若さみなぎる彼らが餅つく姿は、見てるととにかくスカッとするし!

ウマイ餅が食べられそうだ〜♪

ギャラリーの女の子も餅つきの仕上げに参加。
青木さんがサポートして”よいしょ、よいしょ”って微笑ましい。
頑張ったご褒美に、つき立てのお餅を一番に振舞ったら・・・

「まじ うまい。」 

!!!!!!爆笑!!!!!!
子供の素直な感想に、大人は笑うばかり。そっか!ウマイかぁ〜!!
モトキも試食。マジ ウマイ!

小分けされた餅が(きな粉餅でした♪)あれよあれよと無くなって行きます。
餅をふるまいながらも、輪投げゲームの列は伸びる一方。
もちろん、ふるまい餅の列も伸びる一方。
”最後尾”プラカードが人波の上を泳いでいるようです。

JA-YOUTHのブースに集結した5つの単組の皆さんの笑顔を見て
やっぱり、「仲間っていいなぁ〜!」と思うばかり。
JA-YOUTHを盛り上げよう!と様々な地域の仲間達、それぞれの熱い思いが
景品の野菜たちと振舞われた餅、それぞれの味に出ていたんじゃないかな。

「まじ うまい。」 と言ったお子さんのように、
本当に美味しいものってどんなに幼くても分かるものなんですよね。

「美味しい!」その一言の為に、
彼らは安心安全な野菜作りを心がけて日々、頑張っています。
県内産の旨さを、もっと食卓に乗せようじゃありませんか!

やっぱ、新潟県ってうまいもんの宝庫!って分かると思いますよ♪

餅つき体験、本当に楽しかった!
また、やる時は呼んでください。出来る範囲で頑張ります(笑)

来年もきっと開催されるであろう「協同組合まつり」。
今年参加できなかった方、ぜひ、来年の開催をお楽しみに!

さあ、来週はJAにいがた南蒲の内山さんの小松菜畑にお邪魔します。
ビタミンにカルシウムも豊富な小松菜。
寒さが増すと甘みも増すという、まさに今が旬の葉野菜!

おすすめ小松菜料理も教えてもらいます! どうぞお楽しみに!

11/2 モトキの食材探しの旅・JA中条町編

2011年11月2日(水) 15:30

さあ、今回の旅は人生初の野菜を目指して新潟県を北上!
胎内市北成田にある小林 孝治さんの畑にお邪魔しました。

その名は・・・「秋冬人参」(あきふゆにんじん と読みます)
初めて聞いたその品種。いったい普通の人参と何が違うのか?

「秋冬」の名の通り、晩秋から冬にかけて美味しくなる人参で甘みが抜群!
品種としては、春夏に出回るものと同じものだそうですが、
朝晩の冷え込みの厳しい、寒いこの時期に作られた人参の美味しさは格別。
生でも甘さが違うと感じるそうですから、これは期待が高まります♪
その昔は「赤い宝石☆」とも呼ばれた需要と供給のバランスの良い人参です。
試食が楽しみ〜!・・・と、その前に、収穫のお手伝いです!!

ここ中条町の土壌は、海や川が近いところということもあり砂丘地帯。
足を踏み入れると砂と土が混じった柔らかい感触が伝わってきます。
こんなに柔らかいんだ〜!と、今までお邪魔してきた圃場とは違う土壌に
驚きつつ、事務局の柳澤さんに同行頂き、小林さんの秋冬人参畑に向いました。

わさわさ(正にこの表現がピッタリなんです)と土から茂る青々と茂る人参の葉。
ふわ〜りと飛んでいきそうな位、細かな葉っぱが揺れています。

小林さんにレクチャーを受けて、いざ収穫体験!
葉の根元、土との際すれすれを手で持ち、抜く。
ということですが、こんなに細い茎。折れちゃうんじゃないかと
半ばドキドキで引き抜くと・・・!!!!!!!

力もそんなに掛けずに「スポッ」と真っ直ぐで太い人参が抜けたーっ♪

やはり中条町独特の土壌の柔らかさが、
この抜きやすさと姿形のいい太った人参を育てている事が分かります。
小林さんも「中条町の人参は姿形がイイ!それが自慢!」とおっしゃってましたから。
うんうん、分かります!

いや〜楽しい♪では、2本目を!
同じくさほど力を入れずとも2本目の人参が抜けた!その姿を確認したらば!?

キセキ。キセキだよ!
女の子人参が採れたーーーーーーっ!要は二股人参です。
まさか2本目にして抜き当てることが出来たとは・・・今日はツイてる♪

ますます楽しくなって、人参を抜くモトキ。
でも、やっぱり腰と背中に軽い痛みを覚えます。小林さんに収穫の苦労を聞いたら
「今は機械で収穫するので辛い事はさほど無いけれど、強いて言えば寒さとの闘い」と。
機械化が進んでも、天候までは操れませんもんね。。。

取材日も風が冷たくて冷たくて、取材クルーは卒倒寸前!へなちょこですから(笑)
でも、「まだまだ!これからもっと寒くなります!で、もっと美味くなります!」
笑って言う小林さん。これから収穫本番を迎えるそうですが、ほんとーーーーに!
身体に気をつけてくださいねっ!!!

そんな収穫体験をしていたら、昨年の番組に出ていただいた岡田さんも登場!
岡田さんには「さつまいも」をご紹介頂いて、奥様お手製のスイートポテトを
ご相伴に預かりました。あぁ、ホント美味しかったなぁ〜♪

岡田さんも秋冬人参を作っていらっしゃって、なんと!
小林さんの畑のすぐ側に岡田さんの畑もあったのです。
「仲間が近くで頑張っているっていいよ〜 励みになる!」って。

いいなぁ いいなぁ。

寒風吹きすさぶ中でも、心が「ぽっ」と温か〜くなります。

こうなったら岡田さんも一緒に試食しましょう!ってことでお楽しみの試食タイム!
採れたての秋冬人参の丸かじりでございまーすっ
小林さん曰く、何も付けずに皮付きのままが一番美味しさが分かるということ。

では早速!「がぶっ・・・! 甘っっっ!!!!!!!!!!」

本当に驚きました。
甘いんです。すごく 甘いんですっ! いや〜、びっくりした☆

岡田さんもガブリ!「うん。甘い!うまい!」

寒さが育てたこの甘さ。人参嫌いの方でも、この人参ならイケるんじゃない?!
フルーツのように感じましたよ。これはウマイです。

皆さんのオススメの食べ方は、
小林さん 「旬の今なら断然、野菜スティックです!」
岡田さん 「カレーに入れた人参が最高です!」
柳澤さん 「きんぴらごぼうがタマリマセン。。。」

三者三様のオススメ人参メニュー。
てことは、生でも良し!煮たり、焼いたり、炒めても最高。

人参は栄養も豊富だし風邪の予防にもピッタリ!

生で頂けばビタミンCを効率よく取り込めますし、
油と一緒に使うことでカロテンなど他の栄養素の吸収も良くなりますよ♪
で、重要なのが「皮を剥かないこと!」
皮の近く、というより、皮の部分が一番栄養があるんです。

そうなると、やっぱり地元で採れた安心・安全なお野菜が一番!
お子さんにも、ぜひ、この美味しい人参を使って、
本当の美味しさを味わわせてあげてくださいね。

地元の小学生への食育活動が活発なJA中条町青年部。
子供達との交流が青年部の元気の源にもなっているとか。
農業体験を通して収穫した時の笑顔が最高だそうです。

「おいしいっ!」 その言葉が聞けることが喜び、と皆さん。

僕らも新潟県産をたっくさん食べましょう!美味しく食べることも応援です!
これからもこのうんめー人参を作り続けてくださいね!
いや〜。ほんとに美味しい秋冬人参。何も付けずに食べて正解でした。

寒〜〜い中、取材にご協力頂いた小林さん、岡田さん、そして、柳澤さん。
皆さんから頂いた温かい言葉の数々で、帰路の社内はポッカポカでした♪
ありがとうございました!

さあ、来週は年に一度のまつりに潜入取材!
10月30日(日)に新潟市産業振興センター開催された
「第13回 協同組合まつり」に行って参りました。
我らがJA-YOUTHがブースを出展していると聞いたら行くっきゃないでしょ!

ふるまい餅つきとか、新鮮野菜がゲットできる輪投げコーナーもあってね
すんご〜〜〜〜〜い人の数で酔いそうな位(笑)
そんなまつりの模様は来週をお楽しみにっ!楽しかったなぁ〜♪