10/26 モトキの食材探しの旅・JA魚沼みなみ編

2011年11月1日(火) 10:47

さあ、今回の旅は 美しいお花の登場でございます!

まずJA魚沼みなみ管内が「ユリ」の産地だってこと
皆さん知っていましたか?!(と言いつつ取材クルーも今回知ったのですが★)

ここで、JA魚沼みなみの4大特産品をご紹介。
ご存知!「南魚沼産コシヒカリ」はあまりにも有名ですね。
2つ目は、今年の夏も楽しませてくれました!「八色すいか」
そして3つ目は「八色しいたけ」。
こちらは一年を通して食卓を楽しませてくれる肉厚で薫り高いしいたけ。
美味しいですよね〜♪
で!特産品・4つ目が、「ユリ」!
しかも、日本国内でもそのクオリティーの高さで一目を置かれているという
”南魚沼のユリ”。これは、期待が高まりますな〜!

南魚沼の広大な大地に響き渡るモトキの歌声。
お邪魔するユリ農家・山田 旦(はじめ)さんのハウスを目指し歩いていくと、
笑顔がたっくさん!総勢7名の皆さんが迎えてくれました〜!
賑やかで笑いが絶えない様子、放送でも聞いていただけたと思います。
ホント、南魚沼の皆さんは明るくて団結力が強いんだわ〜!

で、ハウスに一歩踏み入れたところ・・・あら。ユリが一つも咲いてない。

山田さん!花、これから咲くんですか? と伺ったところ、

「咲いた状態は見られません!」
「花屋さんの店頭に並ぶ頃に咲き始めるように蕾の状態で出荷するんです。」との事!

え〜〜〜〜っ!咲いていない状態で出荷するの?!
初っ端から目からウロコなのです。初めて知った・・・

そして、雪深いこの地で栽培を始めたきっかけというのが、
米どころならでは!と思わず感嘆することだったんです。
ユリのハウスは、元は「水稲用の苗」を育てていたハウスを再利用する事から
始まったんだそうです。

”南魚沼のユリは(花が)大ぶりで香りが高い”
”とにかく優雅” と今では市場で最高評価を与えられる程のクオリティーまで!

取材に参加してくれた、山田さんと同じユリ農家の岡村さんは自身の結婚式に
自身で育てたユリを使われて、それはそれは華やかで豪華だったと。
山田さんも岡村さんも、ユリは結婚式に一番ふさわしい、最高の花!と
口を揃えておっしゃっていました。うんうん、分かります!

それに、ユリの花は『1品種につき1色』なんですって!!!
だからピンクのカサブランカは ありえない。カサブランカは純白以外ない!
はぁ〜〜〜っ 知らないことばかり。

でもね。
蕾の状態、ということは今日はユリの花は見れないのか〜
と残念に思っていたら、さすが山田さん!
僕らが来る日を逆算して数本のユリを咲かせておいてくれたんです!

運ばれてきた途端、広いハウス内にい〜い香りがふわ〜っと拡がる♪
10本ぐらいしかないのに!スゴイね、ユリの香りって。

でね。皆さんも写真を見ればわかると思う。大きいのよ ユリの花が!
デカイ、デカイ。茎一本に対して、これでもか!というほど大輪のユリが
咲き乱れているっていうくらいの印象。これはスゴイ・・・

花を良く知らないモトキでさえ、その美しさと優雅さに心絆されました。

寒さに強いが、暑さに弱い。というユリの栽培には温度管理が大切。
冬は暖房を入れて、夏は天井ファンを廻してハウスの壁面のビニールを巻き上げて
風を通す。17〜25度ぐらいでハウス内の温度を保つことが一番大変だそうです。

また、大ぶりの花を求められている南魚沼のユリは、
太く、強い茎を育てることも重要なポイント。
花瓶に差したときに、ぐにゃっと折れたら商品としてNGですからね。
綺麗に咲かせるだけではないんです。 今回も勉強になりました。

それにしても、南魚沼の青年部の皆さんはホント仲が良くて元気!
収録中もワイワイガヤガヤ。仲間同士で大笑い!!
みんなでこの土地を盛り上げていくんだ!という気持ちが強いんだろうね。

山田さん着用の黄色いTシャツは「JA魚沼みなみ青年部オリジナルTシャツ」。
背中には「青年」の意味も併せもつ”RISING GENERATION”!
胸には、JA魚沼みなみが誇るヒーロー”農業戦隊 セイネンジャー”のシルエット。
このヒーロー達はイベントなどでも活躍中!
こういう「皆で」というつながりが、南魚沼の未来を作っていくんだな〜と
強く思いました。だって、みんな本当に楽しそうなんだもん!

取材にご協力頂いた山田さんは20代を代表してのご登場!
板野友美さんのようなお嫁さん、募集中です(笑)どうぞ宜しく!

そして、同じユリ農家の岡村さんはステキなパパ。
うちの娘が・・・という優しい口調に癒されました。

県青連の副委員長でもある上村さんは、やっぱり今年も大きい(笑)
唯一、大ぶりなユリの花が小さく見えた方です。

八色すいかを生産している南雲さんは、一見、農家に見えません。
ファッションでつなぎを着ているとしか思えない!カッコイーよねぇ

後半から遅れて登場の笠原さんも農家に見えない・・・
お洒落な好青年の風体ですよ!

そして、ユリを刀のように振り下ろしているのが県青連の顧問(!)笠原さん。
・・・そうか、この人がいるからみんな自由なんだわ(笑)

とまあ取材に参加してくださった皆さんを簡単にご紹介しましたが、
個性的な面々ということは分かりましたか?

農業をしていなければ出会わなかった仲間達。
だから、仕事も仲間も同じくらい大切にする!地元を盛り上げる!
苦労することも多いはずなのに笑って語る皆さん、マジでリスペクトッ!

事務局の山口さんも、広報の山田さんも青年部の皆さんと爆笑の嵐。
取材クルーまで元気をもらったある秋の日。
しかもちゃっかりお土産にユリを頂いて(笑)大満足の旅でございました。

仲間って、いいなーっ!!!

さあ、来週は11月! 早いねぇ〜!もう晩秋です。
JA中条町の特産『秋冬人参(あきふゆにんじん)』をピックアップ。

秋冬人参?!初耳です。
普通の人参と何が違うんだろう?! 来週をお楽しみに〜♪

10/19 モトキの食材探しの旅・JA佐渡編

2011年10月20日(木) 16:10

♪はぁ〜あ 佐渡をへぇ〜え あ〜りゃさっ

今回の旅は日本海を渡って佐渡島へ!
JA佐渡が取り組む「佐渡認証米」の取材を行なって参りました。

現地では、JA佐渡青年部の土屋部長を始めとする部員の池田さんと
JA佐渡の職員・金子さん、そして、今回の主役・青年部員の佐々木 邦基さんが
笑顔で迎えてくださいました!

まずは、佐渡市畑野地区にある佐々木さんの佐渡認証米の酒米の田んぼにお邪魔。
酒米は9月下旬に刈り込み終了!
今頃から仕込みが始まって、佐々木さんのところで採れた酒米は
全て佐渡の加藤酒造が醸している 銘酒”金鶴 吟醸”になるんだそうです。

そして、佐々木さんは「一般社団法人 佐渡生きもの語り研究所」の副理事長も
されており小学校や講演会などで若き語り部として活動されている方!
写真やチャート図などをお持ちくださり、僕らにも分かりやすくお話してくださいました。

で、「佐渡認証米の取り組み」とは?

始めたきっかけは、皆さんもご存知「朱鷺の野生放鳥」。
野生に放たれた朱鷺の餌場が現代にはあまりにも無い!では、どうする?
人間が無くしたものは、人間が再生しなければ。。。というところから
放鳥のその日に向けて何年もの歳月をかけて取り組んできました。
生き物との共存を目指して。

しかしながら、その取り組み、かなり大変なんです!
その取り組みには、佐渡独特の昔ながらの農法が絶対条件だったのです。

まずは「江(え)」と呼ばれる田んぼの畦の一辺に深さ15〜20cm位、幅50cm位の
溝を掘り、一年中水を張っている水たまりのこと。

一年中水がある場所を田んぼに作ることで、
どじょうやトンボ、カエルなどの動物が生息する形態を作り、
それを食べる朱鷺や鷺の餌場にもなる。
そして、それらの動物が来る(住む)ことで、田んぼの害虫も食べてくれる。
糞が肥料になる。というまさに「自然循環・食物連鎖」を作り出しているんです。

その「江」を保つために、当然のことながら農薬不使用!
除草も手作業、「江」の手入れも手作業なんですよ。

そして、もう一つ、大きなポイントが「真冬の水張り」。
皆さん、真冬に水が張ってある田んぼなんて見たことありませんよね?
水が張られるのは田植えの時期、というのが通説。
ところが認証米の田んぼでは違うのです!何故かと言うと。。。

3月に里に降りて卵を産む「サトアカガエル」の産卵の為に水を張るのだそうです!
生き物の成育の場として田んぼを使っているんです。

だけど、稲を育てる上ではデメリットもある。
この水を張ることで、田んぼが休まらない(ず〜っと水分が溜まった状態)為、
稲の生育も難しく、とにかく管理が大変!
ぬかるみの深さが1メートルにもなったりするんだそう!
最初の頃は皆さん、本当にご苦労されたそうです。

佐渡米の品種も改良を重ね、認証米の田んぼに相応しい稲を作ったこともあり
今では700軒の農家の皆さんが取り組むようになったそう。

生き物との共存の為に、人間が出来る事は何でもやる!
そして、佐渡の抜群に美味しいお米の代表としての誇りを胸に、
日々格闘(正に闘いだったと思います)された証が「佐渡認証米」なのです。

朱鷺の野生放鳥は、日本の国鳥としての大義もありますが、こういうお話を伺うと
佐渡ならではの農法が継承されていく為の大切な出来事だったと
思うことも出来ますよね。

羽ばたく朱鷺を見ることは出来なかった「うんめねっかクルー」ですが、
佐々木さんも青年部の皆さんも農作業中に朱鷺がやってきたのを見たり、
群れになって飛んでいる姿をみたりするのだとか。

自分の田んぼにたっくさんの生き物が生息していたり、
朱鷺が餌を啄ばむその姿を見ると「やっぱり、取り組んで良かった!」と
心から喜びを感じるそう。佐々木さん、今日イチの笑顔でおっしゃいました。
なんか、スゴイです。手間と苦労がハンパないのに、そんな笑顔で。。。

佐渡の空を悠々と飛び、元気に餌を啄ばむ朱鷺たちの光景を想像し

「佐々木さん! 佐渡のみんな、マジですげー!! 感動です!!」

と、「モ朱鷺」が佐渡の地で叫んだのは言うまでもありません。

本当に素晴らしい取り組みだと思いませんか?

僕ら消費者が、佐渡認証米を食べれば、もっと認証米に取り組む農家さんが増える。
田んぼに生き物が増える!はては、朱鷺の自然繁殖にも一役買うことができるかも?!

美味しいお米を作ることは農家の皆さんにとっては当たり前!
認証米生産農家の若きファーマー代表・佐々木さんの言葉は心に沁みました。

今回の旅も、生産者の方にお会いしてお話を伺わなければ知らなかったことばかり!
その土地 それぞれの特色と方法があるからこそ、その土地のウマサがある!
いつもながら 感動しきりのモトキなのでした。

場所を移りまして、試食タイム!

わわわわわわーーーーーっ!宴会かっ?!ってほどのお料理がズラリ!
「佐渡を味わって欲しい!」という皆さんのご厚意がテーブルにどっつり!

佐渡の郷土料理から佐渡沖で上がった海産物から乳製品、
そして、新米のおにぎりまで!しかも!
佐々木さんの酒米で作られた”金鶴”の醸酒酒も♪ こりゃー参ったっ

<おしながき 全9品>

・加藤酒造「金鶴 吟醸」佐々木さんの酒米100%です ウマイんだなぁ・・・♪
・佐渡の郷土料理 No.1「煮しめ」
  こちらはJA佐渡の竪野課長のお母様が前日の夜から煮込んでくださった絶品煮しめ!
・佐渡の郷土料理 No.2 「いごねり」
  いご草という海草を煮て練って固めたもの。スライスして醤油でいただきます。
・佐渡の郷土料理 No.3 「かあちゃん漬け」
  ウリときゅうりの奈良漬け。佐渡ではこう言うんですね〜♪
・佐渡沖で獲れたイカの一夜干し!言うまでも無い、肉厚で柔らか。最高でした。
・佐渡沖で獲れた刺身盛り合わせ
  アジ、ハマチ、ヒラメ、イカ・・・ 言葉にならない新鮮さ!佐渡の魚はウマイっ!
・佐渡乳業の自慢の逸品「カマンベールチーズ」
  いや〜、このカマンベールと金鶴との相性が最高っ!!!
  ぜひ、皆さんも味わってみて欲しい。腰抜かすよ〜!
・しんこ餅
  上新粉でつくった餅に餡子が入ったお餅。お祝い事には欠かせないんだそう。
・佐渡米コシヒカリの新米おにぎり
  甘さと香ばしさも感じる、噛めば噛むほど旨みが拡がる美味しいお米でした〜!

・・・どうですか。すごいラインナップでしょ?!
佐渡って本当に豊かな島。海あり、里あり、山あり。
それぞれの自然の恵みが新鮮なうちに一挙に味わえる所ってそうないよ!

青年部の皆さんにしてみれば、いつもの食卓の風景と変わらないって言うんだもの…
贅沢や豊かさって近くにあると気付かないんだよなーっ!って言っておきました(笑)

僕らの為にこんなにももてなしてくださって本当にご馳走様でした!
そして、お土産にまでしてくださって・・・金子さん、ありがとうございます!
そして。収録終わりに朱鷺を探すプチ旅のガイドを買って出てくださった竪野さん!
お時間取らせてすみませんでした。本当にありがとうございました!
最後に、佐々木さん!分かりやすい説明と熱い気持ちに感動しました!
これからも若手の代表として生き物との共存、頑張っていってくださいね。

佐渡の良さを伝えたい!佐渡だからこその農業をアピールしたい!
佐渡ならではの美味しさでもてなしたい!

朱鷺や自然を愛する佐渡の人々の温かさと優しさが溢れる
感謝と感動の旅となりました。

取材PHOTOではそんな模様がぎっしり!ぜひご覧くださいね。

さあ、来週は美しいお花「ユリ」をピックアップ〜!
農産物には”花”もあるんですよ、皆さんっ

JA魚沼みなみの山田 旦(はじめ)さんのユリ畑にお邪魔した模様をお届けします。
ユリが雪深い南魚沼で生産されているなんて・・・
しかも、南魚沼の4大特産品のうちの一つなんだって!!

他の3つは・・・? それは、来週の放送をお楽しみに〜♪

10/12 モトキの食材探しの旅・JA新津さつき編

2011年10月12日(水) 11:04

今回は新潟市秋葉区新町3丁目、通称”まぎの柿団地”にある
高塚 俊郎さんの柿畑にお邪魔しました。

高塚さんは青年部の部長としてご出演してくださり、様々な活動に積極的!
放送当日は地元の新津第一中学校の2年生の生徒さんと”職業体験授業”の真っ最中!
他にも、小学生たちの柿収穫体験や、新津の満願寺のはさぎロードでのイベントなど
青年部の長として、秋葉区住民の1人として、地域に根付いた活動をされているんです。

そして、野菜ソムリエとしての一面も持つ高塚さん。
柿の効能や美味しい食べ方なども詳しく、分かりやすく教えてくださいました。
僕らも授業を受けている感覚で、すんなり耳に入ってくる高塚さんの言葉に
感嘆しきり!本当にお上手でした。

でね、新津に柿団地があるなんて・・・僕ら全く知りませんでした!
その広さ7.5ヘクタール。東京ドーム2個分もの広さですって!

この辺は昔は中州。大きな水害があり、新たに川を掘ることになり、
その新しい川が今の「新津川」なんですが、その掘り起こした土が膨大な量!
それを中州の埋め立てに使用し、柿を栽培することになったんだそう。

なぜ「柿」か?というと、新津には”八珍柿の原木”がある。
しかも、その八珍柿の原木は樹齢・数百年にも関わらず
未だに実を付けているんですっ!
ならば、柿の産地としてもっと新津を広めていこう!というところから
今では27年目を迎えたそう。今ある団地の木は全てが27歳なんですね。

柿って渋いでしょ?
それって鳥も美味しくないのを分かっているから熟れるまでは突きもしない。
風ごときでは実も落ちない!落ちるときは枝が折れた時なんだって!
で、比較的病害虫にも強い果樹。強いんだ〜とお話を伺っていましたら、
今年は夏前に雹が降り、柿の実にも大きなダメージが・・・★
こればっかりは防ぎようがない。ということで本当に心配されたそうですが
思ったよりも被害が少なく(もちろん破棄処分した柿も多いですが)
今年は例年並みの作高になりそうで一安心!!とのことでした♪

僕らがお邪魔したのは10月3日。
収穫には1週間程早かったようで、ほんのり色づき始めた柿の実がたっくさん!
枝が折れそうなくらいたわわに実っておりました。
収穫が楽しみですね〜!

でね、柿って”採れたてを味わう”ことが出来ない果物って知ってますか?

柿は先にも述べたように”渋い”。というより、渋柿を作っているんです。
その渋味を炭酸ガスや焼酎などで抜いて甘みをひき出し、やっと食せるのです!

渋くない柿を作ればいいのに〜!と思ったりしました。今なら出来なく無いじゃん?
でも、渋が無くなるということは・・・動物に狙われやすいんですね〜★
しかもハウス栽培は適さない樹木。また朝晩の寒暖の差があのオレンジ色を生み出す。
秋の雨が降り始めて寒くなることで色づき始める果物なんだそうです。

その野菜・その果物に合わせた栽培方法、またその土地に合わせた作業方法、
そして、美味しく食べてもらう為の手間と苦労。うう〜ん。今回も頭が下がります。

その渋が抜けた柿。(さわし柿、といいます。)
高塚さんのお母さんの畑でいち早く収穫できた2個の柿を高塚家のどなたも食してないのに、まさに”初モノ”を試食させて頂きました!ありがとうございますっ!

JA新津さつきの柿担当の小宮山さんも一緒に今年の柿をチェック!

あま〜〜〜〜いっっ! 超甘いんですけどーーーーっ!!!

僕は驚きましたよ!まだ走りだから甘くないよって聞いてたから。
小宮山さんは冷静に「うん、まだまだ。これからもっと甘くなります。」と。

うっそだー!こんなに甘いのに。もっと甘くなるって言うの?!

高塚さんも一切れ食して「あ、思ったより甘い。今年はイイ!」と満足気。
今ちょうど収穫最盛期と思います。本当に美味しかったなぁ・・・
もっと甘くなるなんて・・・高塚さん、お待ちしてます(笑)

ここで柿の効能いっちゃいます! いや〜、すごいのよ、柿って。

まず「柿ポリフェノール」という、健康に一役買う効能アリ。
”柿が赤くなると医者が青くなる”と言う昔のことわざもあるように
柿を食べると病知らず!というくらい体に良いと昔から言い伝えられています。

そして「フラボノイド」も多く含有。
ニンニク料理の後に、お酒を飲んだ後に柿を食べると口臭予防になるんだとか!
ほーっ!って感じでしょ? フラボノイドまで含まれていたとは・・・驚きました。

高塚家では、酢豚にも柿を入れるそうで、これがまた美味しい。
柿のタンニン(渋味の元)とお肉のタンパク質が組み合わさると渋味がまろやかに♪
相乗効果で、両方がとても美味しくなるんだそうです。

一番のオススメは「柿の生ハム巻き」 え!メロンじゃなくて?!

塩気のある生ハム(タンパク質)と甘みの柿(タンニン)が口に入ると・・・
えも言われぬウマサなんだそうですっ これ、絶対やってみよっ
でね、熟れすぎた柿は刻んでヨーグルトと和えて食べるとバツグンに美味しいそう。

いや〜!柿って色んな食べ方がある。驚きましたねぇ。

年明けからすぐに枝の剪定を始め、病害虫の駆除に伸びすぎた枝落とし、
日当たりの管理から草刈などなど。
僕らが口にするまで農家の皆さんは様々なご苦労をされています。
美味しい柿を食べてもらいたい、という一心でね。

感謝して、いっぱ〜い食べよう!

天高く モトキ肥ゆる秋 なのでした。

そうそう!12月2日には、秋葉で婚活イベントを青年部が開催します!
農家の嫁になりたいというアナタ!ぜひぜひ ご参加くださいませ。
JA新津さつきのHPで詳しくご案内しておりますよ♪

今回も笑顔溢れる取材となりました。
高塚さん、小宮山さん、そして事務局の小林さん。
本当にありがとうございました!ご馳走様でした!

あ、東村里恵子嬢も♪ 盛り上げてくれてありがとうっ

さあ、来週は日本海を渡って佐渡島へ!
JA佐渡が取り組む”佐渡認証米”と”酒米”2つの佐渡産のお米をピックアップ。

今年は朱鷺に会えるかなぁ♪
わずかばかりの期待を胸に、いざ渡航! 来週もお楽しみに!

10/5 モトキの食材探しの旅・JAささかみ編

2011年10月5日(水) 11:30

10月最初はモトキの地元!阿賀野市出湯にある山孝浩さんの田んぼにお邪魔。
特別栽培米のコシヒカリを作ってらっしゃるそうで、ちょうど収穫の最中。
コンバインを操っていた手を止めてご対応してくださいました。

「特別栽培米 ゆうきの里 ささかみ米」(まんま、と言います)が本日の食材。
で、何が特別栽培なのかと言いますと、合鴨農法!そして、無農薬!

JAささかみは「笹神の米作りは土作り」を合言葉に、平成2年に「ゆうきの里」宣言を。
人間と環境が共存できる 新しい環境を作り出す「環境創造型」の農業にこだわり、
安心・安全なこだわりのある農産物の生産を行っています。

そして、JAささかみ管内で採れたお米は全て「ささかみ米」として
流通されているのです。

「ゆうきの里」イズムを受け継ぐ若きファーマー・山崎さん。
口数少ないながらも、稲を育て収穫するという気持ちを伝えてくださいました。
ネットを越えて合鴨が逃げたときはもう大変で大変で・・・。
彼らは単にエサを啄ばんでいる訳ですし、仕事ではない訳で。
狭いところが嫌になっちゃたんですかね〜!と笑って話す山崎さん。

天災や自然との闘いだけでなく、動物との闘いも必死!
有機栽培だから、尚のこと気が抜けない事がたっくさんあるそうです。
なのに、笑って語る山崎さん、スゴイでしょ!

コンバインで稲を刈る瞬間がとても嬉しい。
苦労あってこその実りだから。とポツリと。う〜ん感動です!!

そして、同じ志を持つ仲間が駆けつけて今回も賑やかでした〜♪
まず、JAささかみ青年部の部長の榎本庄太さん。
爽やかイケメン!今年も素敵☆優しい笑顔に癒されます。。。
そして、事務局の高橋朝美さん。番組初の女性担当者!なんせ華やか。
女性が1人いるだけでこうもテンションが違うものかと再認識したモトキであります。

更に!県青連の副委員長の青木等さん。
測量機器までご用意されてて、我々の登場部分の構成作家を!もちろん出演(笑)
主役のモトキを食う素晴らしい演技!
爆笑につぐ爆笑。収録を何度ストップしたことか・・・
(放送をお聞きになった方、最高だったでしょ!)
そんな、地元をアピールしたい!するからには楽しく!という
皆さんの温かい気持ちがずんずん伝わってくる一日でしたね。

五頭連邦を背に一面に広がる田んぼ。
取材日は本当にお天気が良く、雲ひとつ無い青空!ピッカピカの太陽!
そして、黄金色の稲穂。青・緑・黄金色と最高のロケーション。
稲の香りが漂う中、あぁ〜収穫の秋だ!テンションも上がります。
汗ばむ陽気の中、山さんから一言。「せっかくだからコンバインで収穫する?」

農家の長男・清野幹。
とは言え、未だかつてコンバインに乗ったことなどございません。

初体験!しかしながら全くわかりません!車と全然違うんです。
2本のレバーを同時に操って刈っていくんです。
前進は快調。しかしターンが出来ず、山崎さんにバトンタッチ(笑)
ホントにあっという間でしたが、貴重な経験をさせて頂きました。

昔の人は全部手作業だったし、今、自分達がやっている農法だって先人の知恵。
どれだけ大変だったんだろうかと考えることも良くあります、と
27歳の若きファーマー・山崎さんがコンバインに乗りながら語ってた
この一言が忘れられません。

僕ら、もっともっと感謝して食さなきゃいけない!
農家の皆さんが丹精込めて育て上げた「命」を「いただきます。」
もちろん「ご馳走様でした。」も忘れずに!

「いただきます。」と「ご馳走様でした。」
毎日の食卓を飾る食材の一つ一つに感謝していきたいものですよね。

さて。お待ちかねの試食ターイムっ!
青年部の副部長・掛橋功治さんも駆けつけてくださり一段と賑やか♪
あぜ道に敷いてくださったブルーシートにみんなで車座になり、
紅一点☆高橋さんがご用意してくれた逸品を味わうこととなりました。

なんと、特別栽培米の新米のおにぎりが満を持して登場っ!
うわーっ、ピッカピカに輝いてる!香りが、香りが・・・ああ、早く食べたい。
たまらずバクッと一口。

うんめぇ・・・ うんめぇ・・・! この甘さとモッチリ感・・・ すげー。

そして、JAささかみでしか販売していない「エゴマふりかけ」。
こちらをおにぎりに付けて一口。

うんめぇ・・・ うんめぇ・・・!! プチプチ食感がタマラナイっ

そして、高橋さんお手製の「豆腐の味噌漬け」。
(こちらの詳しいレシピは”取材PHOTO”で♪)
豆腐の味噌漬けなんて初めて! 一切れ口に入れ、おにぎりをバクり。

うんめーーーーーーーっ!!! 塩気がご飯の甘みを●※△*$#%!

そして!新商品「エゴマ豆腐」も特別に試食。
一見ゴマ豆腐の風貌。醤油も何も付けずにひとすくい口に・・・

う、うまいぃぃぃぃぃ。。。 KNOCK OUT★

何を食べても「うまい!」しか出てこない。
参りました。地元にこんなにうまいものがあったなんて!

JAささかみの青年部は、若い感性を生かして様々な商品開発にも携わっていて
今回試食させて頂いた「エゴマふりかけ」「エゴマ豆腐」はJAささかみでしか
手に入らない逸品なのです!

もちろん、豆腐の味噌漬けといったアレンジ料理に使った
「絹豆腐(うめてば豆腐)」も「うめてば味噌」もささかみブランド!

今回は米の取材でしたが、出るわ出るわ。ささかみの旨さが次から次へ。
「コレ、うんめんて!」
「(笹神には)まだまだうんめもんいっぺことあるんて!」

ささかみ名物の洗礼をほんのちょっとだけ受けたモトキ。
キラキラした笑顔で語る皆さんを見て、地元と仲間が心底好きなんだな〜!って。
地元の旨さを仲間と一緒に、みんなで拡げていこう!と勢いを感じる。

仲間っていいなぁ〜

秋の高〜く澄んだ青空を見上げて、しみじみ思うモトキでした。
今回もご馳走様でした!楽しいひと時、感謝です!

さあ、来週はJA新津さつきの柿をピックアップ!
出ましたー!新潟が誇る”おけさ柿”でございますっ

JA新津さつきの青年部部長の高塚さんの柿園にお邪魔した模様をお送りします。
秋葉区に東京ドーム2個分もの柿団地があるってこと、皆さん知ってた?!
想像できないっ 楽しみーっ

しかしながらまたまた天候が危うい日が取材になりそうなんですわ・・・
果たして天に届くか?! 一瞬でもいい!晴れ間キボンヌ〜!

9/28 モトキの食材探しの旅・JA越後中央編

2011年9月28日(水) 11:30

旅は新潟市南区西萱場の新潟市立月潟小学校の3年生の教室からスタート!
と言うのも
今回の取材は、新潟市で取り組んでいる「学校給食で地産地消を進めるための事業」を
新潟市とJA越後中央 月潟青年部がタイアップして行なっている食育授業で、
ちょうどこのうんめねっかの取材予定日と体験授業の日取りがマッチしたんです!

元気な子供たちの声、放送でも聞いて頂けたと思います!

この事業は昨年からスタートしたそう。
梨狩り体験の前に、青年部の部長でもある渡邊直樹さんが、
教壇に立って子供たちへ授業を行ないます。
モトキも一緒に授業を受けさせてもらいました。

何よりPCとモニター映像を使った分かりやすい授業に感嘆!
渡邊さんの授業は聞きやすくて、子ども達の興味を惹くのがうまいっ!
月潟と新潟の梨の歴史〜果物のお話〜農業のお話と、スライドを巧みに使いながら
子ども達からの疑問質問に答えていくんです。

その昔、新潟県が日本一の人口を誇っていたこと、皆さんご存知でしたか?
その当時は日本の一大産業が農業ということもあり
農作の盛んな新潟県が人口NO.1だったんですって!ビックリ!
農業従事者数が多く、家族総出で農作業という風景が当たり前。

そんな頃に、月潟で梨の栽培が始まったそうで、
月潟小学校の校歌には”♪梨の花〜”というフレーズもあるんです。

そんな歴史があったなんて・・・
子供達と一緒に、モトキも「へぇ〜!スッゲー!」と思わず発声。

他にも、梨に袋を被せるのは何故か?(A.日焼けをさせないため)とか
1本の樹にどれ位の数の実が成るのか?(A.400個ぐらい)などなど
子ども達から矢継ぎ早に寄せられる質問に対して
写真を使って説明してくれるので子ども達の興味が尽きない!
その中でも以下の「果物の種類」。

Aグループには、葡萄、苺、バナナ、さくらんぼ など
Bグループには、柿、梨、林檎、みかん など

AとBの違いは何か?!
樹に成る?いや違うな・・・ 土から近いところに成る?絶対違うな・・・
モトキも一生懸命考えました。
隣にいる小学生と一緒にあーでもないこーでもないと(楽しかった♪)

答えは・・・
Aは”食べるまでに皮を剥いたりする作業が少ない。手軽な果物”
Bは”皮を剥いて食べなければならない。面倒な果物” 

という”食べる時に手間がかからない or かかる”種類の違いなのでした。

また、その「剥く」というヒト手間の有無が生産量にも関わってくるのだとか!!
食べるのが手軽な果物の方が売れやすい、という現実があるんですって。

そういう選び方ってどうなんだろう・・・?
「えーっつ!違いってなに?!」「どっちも美味しい!(笑)」などと
お友達同士でワイワイ相談し合っていた子供たちも
その答えを聞いた途端、真摯に渡邊さんの言葉に聞き入っていました。

いや〜。楽しかったけど、凄く考えさせられる授業でもありましたねぇ。
歴史と農業、そして、未来へとつなげようとする渡邊先生の授業。
素晴らしかったです。その一言です。

未来を担う子ども達に分かりやすく丁寧に教え伝えること。そして、
地元の特産物の美味しさを通して、将来なりたい職業の一つに「農業」が
選択されれば嬉しい!と渡邊さん。
きっと、渡邊さんの想い、子ども達にも響いたと思います!

そんな感慨深い授業を終えて、いざ、渡邊さんの梨畑へ!
雨ガッパを着た子供達と一緒に歩いて移動です。
台風15号襲来の最中、一瞬の晴れ間に遭遇した我々は本当にラッキー!
子ども達の願いが通じたんでしょうね。

到着すると渡邊先生から”美味しい梨の見分け方”と”もぎ方”のレクチャー。

今日は、1人3個収穫して、その中で一番大きい(重い)梨を自宅に持ち帰ってもらい
残りの2個は休職のデザートとして使われるんだそうです。
学校給食に 地元の、しかも、自分達が収穫した梨が出るなんて・・・!
子ども達、はしゃぎまくってます!嬉しそうっ

今回収穫するのは「豊水梨」。
その名の如く「豊かな水=果汁溢れる梨」なのです。
また、甘いだけじゃない酸味も感じるスッキリとした味わいにファンも多いこの品種。

では、まず”美味しい豊水梨の見分け方”

1・大きいもの
2・皮色が赤茶色のもの
3・お尻のところにぐるっと”グリーン色”のリング(輪)があるもの

この3点が美味しい豊水梨の見分け方だそうです。

そして、”もぎ方”
枝に成っている梨を手で支え、そのまま上方向に持ち上げるとポロッと取れます。

結構カンタンなもぎ方なんだ〜!これなら子供たちも出来ますね。

いずれは、この梨狩り体験だけでなく、開花した花に受粉をする作業や袋かけの作業など
ちょっとした作業で苦労をさせて、収穫と食べる喜びをもっと教えてあげたいと。
最終的には木を植えるところから教えてあげたい!と渡邊さん。

しかも渡邊さんは、新潟市の認定制度”生業の匠”に認定されている匠!
ひとつの芸(職)に秀でた方にその認定が贈られるそうで、
農業と歴史を語れる渡邊さんに南区の産業振興課から白羽の矢が立ったそう。
どーりで上手いわけだ!

農業を語るということ
農作業をすること

全てに一生懸命な渡邊さん。僕らは感嘆しきりです。

子ども達のキラキラした目を見れば、その功績は確かな足跡として残るハズ!
こうした活動が未来につながるんだ!って心から感動したモトキなのでした。

当日、渡邊さんと子供達のフォローに徹していた青年部の児玉さん。
かな〜り明るく楽しいお人柄で大人気!
子ども達に囲まれた渡邊さんと児玉さんお2人の笑顔、本当に素敵でした♪
試食で頂いた豊水梨、あの味わい、忘れません。。。旨かったーっ
子ども達も美味しい、美味しい!って頬張ってた♪

子ども達との体験授業の模様は”取材PHOTO”で!
ぜひぜひご覧くださいね♪

最後になりますが、
取材に快く承諾してくださった月潟小学校の皆様、そして3年生の皆さん。
南区産業振興課の皆様。
渡邊先生!児玉さん! 本当にありがとうございました。
いい経験をさせていただき本当に感謝です!

うんめねっか史上初の潜入取材となった今回の旅。
子ども達の素直で元気な笑い声に癒されたモトキなのでした。

さあ、来週はモトキの地元・JAささかみの「米」をピックアップ!
何でも鴨で除草作業をさせた有機栽培のお米なんだって。
コンバインに乗って収穫だっ! モトキは操れるのか?!

来週もどうぞお楽しみに!!