10/29 ラスト行脚 【JA胎内市・ごぼうって実はキク科なんです!編】

2014年10月29日(水) 11:00

お邪魔したのは、胎内市堀切地区。10月中旬の秋晴れの爽やかな日でした。

番組始まって以来、初登場のお野菜「ごぼう」の収穫体験をさせて頂くことになり
はるかりもごぼうを調べてみたら、何とキク科だったという!
これは是非、生産者である佐野隆之さんにぶつけてみなければ!と意気込みつつ
教えて頂いたごぼう畑の場所へと向かったのですが…

目の前に広がるのは、青々とした大きな葉が生い茂った畑。
ごぼうが根菜ってのは知っていますけど、これがごぼうの葉っぱなのか?
この下に、アノごぼうが埋まっているのか?
スーパーや直売所でみるごぼうは、あの茶色の長〜い野菜。
この大きな葉とごぼうが結びつかないのです。

そして、この畑の土壌。ふわっふわの砂地なんです!
踏み込むと足首まで軽〜く埋まります。柔らかくてびっくりー!

28歳の爽やかイケメンファーマーの佐野さんは、
日本一の出荷量を誇る胎内市の特産・チューリップの球根栽培や向日葵の切花、
ごぼう、人参、米など、多種生産をされている方です。

その中でも大変なのはごぼうなんですって!
5〜6月に苗を植えてから収穫期である10月中旬から真冬までの間で
特にキツイのが「除草」の作業。

大きな葉で日光を遮る程になれば、雑草も生えにくくなって、
多少は楽になるそうなんですが、その葉が大きくなるまでの夏は地獄だとか。
除草剤を撒かないので、毎日毎日、元気に生えてくる雑草を手作業で抜く★
生えてくる、抜く、生えてくる、抜く の繰り返し。
根菜ですから、雑草に土の養分を獲られてはたまりませんもんね!

とにかく、この除草がキツくて…という佐野さん。
収穫を迎えた今、ようやくその苦労が報われます。

砂を含んだミネラルも豊富な胎内市特有の柔らかな土壌で育まれたごぼうは、
太くて柔らかく真っ直ぐで長い。又、風味豊かで香りが高いと非常に評価が高く、
収穫されたほとんどが首都圏に出てしまうという★
ある意味、地元・新潟ではレアな特産品となってしまっているのです!!!

更に、件のキク科という事で、花はキクのようなお花が咲くのかと思いきや、
アザミに似たが咲くのだそう!また、新潟ではキク(食用菊)を食べますが、
キク科であるごぼうの花は、恐らく食べられないだろう。ということ。

また、ごぼうは漢方薬にも使われていて、欧米では薬用が主。
日本への伝来も中国から薬用として伝わったものなんだとか。
抗酸化作用があり、ポリフェノールが豊富!
そして、ごぼうを野菜として食するのは、日本と朝鮮半島のみ!

ラスト行脚もやっぱり目から鱗。落ちっぷりがハンパないです(笑)

初野菜のごぼうですから、収穫を見るのも体験するのも初めて。
ごぼう抜きって言葉がありますから、抜くというのは分かりますが、
モトキ、いきなり熱を持って語り始めました。

「先輩パーソナリティーをごぼう抜きしたいんです!」
「それには、自分の手でごぼうを抜かなきゃダメだと思うんです!」

取材に集まった盟友の皆さんからもやんややんやの応援が(笑)
佐野さん、快く快諾して下さり、まずはレクチャーをして頂きました。

葉を刈った状態のごぼう畑に移動し、まずはスコップでごぼうを傷つけないように
その根の際・片側を掘ります。ずんずん掘ります。
「え?まだ掘るの?!」と掘って掘って掘り続けて深さ50cm程になったら、
ごぼうをクイッと土が無くなった方へ引き寄せて、
土から露わになった根をしっかりと持ち、引き抜く!という流れ。
なんと、1mを軽く超える立派なごぼうがスッと抜けて姿を現しました!

おぉぉぉぉ〜っ!という初見の喜びもありつつも…
この広大なごぼう畑(200m四方、もっとあったかも!)に植わっている
1本1本、この作業をしなければならないんでしょうか?と。

今では、葉の刈り取りからごぼうを収穫する(抜く)ところはマシンが担当!
ですよね〜♪と喜びましたが、我々ド素人がマシンを操れるわけがない(笑)

で、レディーファーストではるかりから挑戦。ごぼうを傷つけることなく、
深く土を掘るところまでは順調だったのですが、引き抜く事が出来ない!
ほぼ佐野さんのお力で(笑) 直径4cmはあろうかという太くて長〜いごぼうが抜けました。
はるかり、笑顔が光ってます!こんなに立派なごぼう、初めて見ました。

そしてモトキ。ごぼうを傷つけまいとしつつも、攻めたいのが男のサガ。
早くも2スコップ目で傷が(笑) 残念でしたが男の心意気は評価頂きたい!
その後は丁寧に、でもやっぱり攻めつつ掘り進めて、
今まで見た事もないような真剣な面持ちでぐぐっと引っこ抜いた!
はるかりのよりは細いですが、これまた1mを軽く超える立派なごぼう♪

ごぼう抜き、気持ちいい〜っ

2本3本と2人で夢中になって”ごぼう抜き”をしていました。
しんどくなる位、掘って掘って。最後にズズッと土から抜ける爽快感!
そして、抜いたとたんに いい香りが!
ごぼうって、こんな風に植わっているんだ!こんな風に収穫するんだ!
いい体験をさせて頂きました。ごぼう抜き、出来るかも?!

さあ、ごぼうの収穫体験をさせて頂いた後、多数お集まり頂いた盟友の中から、
JA胎内市青年部の小川部長と役員の川崎さんもご一緒に
ジェネレーション談義に加わって頂きました。

小川部長は、2年前に番組にご出演してくださり、何故かモトキと相撲をとりました。
今回は砂地ですから、もちろん、がっぷりよつ(笑)
そのホンワカとした風貌と優しいおっとりとした語り口で和ませてくださいました。
県内でも若手が多い青年部をやんわりと、でもしっかりとまとめていらっしゃいました。

一方の川崎さんは、自身の代からトマトを手掛け始めたという攻め派の若きファーマー。
うんめねっかでは初出演でしたが、Gottcha!!の長靴族への出演経験もあってか、
ご自分の考えをしっかりとお話してくださいました。

今年から合併に伴い、JA中条町からJA胎内市へと生まれ変わった青年部。
黒川地域の新メンバーとの交流によって、農業でのよきライバル同士、
刺激を与えあえるいい環境なんですって。
特に「先輩方が叱咤激励してくれて、自由にやらせてくれるから
 ギャップなんて感じた事がないんです。」という佐野さんの言葉。
温かく世代間のつながりが強い青年部なんです!

忙しい中にも関わらず、佐野さんの取材を見守りに来てくださった青年部の方々。
離れたところで佐野さんが一生懸命話す姿を、文字通り、温かく見守る先輩達。
多分、佐野さんが話されている言葉は聞こえていないはずです。
なのに、こうして仲間の、若い子へのフォローを欠かさない。
しかも、みんな笑顔で「農業はイイ!」「次の世代は任せろ!」って口々に。
カッコ良すぎやないか〜い!

初体験と仲間の温かさに感動した、最高のラスト行脚となりました。
小川部長を始めとするJA胎内市青年部の方々!そして、佐野さん。
忘れられない体験と言葉の数々、本当にありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月からスタートし、新潟県内を縦横無尽に駆け抜けた3ヶ月間。
新潟県内のJA-YOUTHの若きファーマー・1,600名を代表してご出演してくださった
熱く優しき男達に、心から感謝致します。

今シーズンから、はるかりがアシスタントについてくれた事で、
彼女の目を通して発せられる素直な言葉の数々が、
新たな発見を生んだり、消費者の方々の声のように聞こえました。
season6という事で"知っている気"になっていた事にも気づかされました。

ジェネレーションというテーマで、
世代の違いで戸惑った経験や世代交代に対する気持ち、そして、
次世代を育てることからつながる農業の未来まで、幅広くお話頂きました。

農作業や品種など、農業に関する新発見や驚きはもちろんの事ですが、
シーズン1からお会いしているファーマー達も、年月を経て、
次世代への継承を強く考え、行動をしている姿が、このテーマに沿って伺うことで
取材をした当時以上に、より熱さが増してきていました。

仲間と共に歩み続ける農業の道は、まっすぐではないかもしれないけれど
若いから出来る事、若いから見える・チャレンジすることが沢山あって!
寄り道する暇もなく、真摯に進み続ける若きファーマー達の姿には脱帽です。
可能性があるからこそ、面白いし、楽しい。それが農業だと。

我々もこの6年で農業の一端を知る事が出来ましたが、まだまだ!
うんめーもんを作り出す、この素晴らしき若きファーマー達の努力と笑顔を、
農業という職業の大切さをもっともっと世間に広めていかなければなりません。

消費者の皆さんが、当たり前に県産品を手に取り食べる事が日常になるように。

日本の農業は文化だ!
未来永劫、伝えていくべき大切な財産であり、
人が生きて行く上で最も大事な「食」を担う一大産業でもある。

うんめねっかNIIGATA Season7があるならば、また是非ともお会いしたい。
ファーマーの活動や想いを広めるお手伝いをさせて頂きたい。

また、今シーズンも沢山の応援メッセージを寄せてくださったリスナーの皆様。
温かい激励やご意見など、本当にありがとうございました。
「いただきます」「ごちそうさま」を言う際には、
ほんのちょっとでいいので、食材を作り出しているファーマーへも、
感謝の気持ちをのせて言っていただけると嬉しいです!
そして、毎シーズンのことながら、長文の取材後記をお許しくださいませ★

来年も輝く笑顔に会える事を願いつつ!
3ヶ月間、ご拝聴、誠にありがとうございました!!!

10/22の行脚 【JA越後中央・子供達と芋掘り体験をするはずだった編】

2014年10月22日(水) 10:30

タイトルからもお分かりと思います。
はい。台風でした。。。く〜っ!残念っ!!!

本来ならば、燕市灰方にある真(まこと)幼稚園・保育園のさつまいも畑で
園児の皆さんと一緒に収穫を、つまり!「芋掘り体験」を
させていただく予定でした。

このさつまいも畑。
JA越後中央青年部の燕支部の皆さんが管理をされていて
園児達も青年部の指導のもと、苗を植えて、すくすくと育つ葉を毎日見て、
さあ!いよいよ収穫日♪という、まさにクライマックスの瞬間に
台風直撃というね。園児の皆さん、本当に楽しみにされていたそうです。

我々も、採れたよ〜♪と、顔の近くにさつまいもを近づけて喜ぶ
お子さんたちの笑顔と歓声を、目の当たりにしたかった!
今シーズン、晴れ男・幹と晴れ女・はるかりの驚異のパワーをもって
天候には恵まれてきた行脚でしたが、やはり台風には敵わなかった★

しかしながら、自然の力にはあらがえません。
これぞ、自然と対峙する「農業」の厳しさの一つ。予定通りにはいかない。
園児の皆さんにも、その辛さを感じ取れた出来事かもしれませんね。

ということで、急遽、燕営農センターの会議室に場所を移し、
JA越後中央・燕支部の樋口 政弘 支部長と、燕支部青年部の事務局の寺田さんの
お2人にご出演頂き、この園児達との農業体験の事、ファーマーとしてのお話等
お時間が許す限り、お話をして頂きました。

寺田さんからは、風雨で冷えた体に沁み渡る、
温か〜いコーヒーを入れて頂き、芋掘り体験が出来なかったことのテンションが
堕ちまくって我々の心を癒してくださいました。ありがたや〜!!!

樋口さんは、米と季節毎の野菜を多数育てている方。
ずっと会社務めをされていたのですが、
専業農家として土地を守ってきた父親が高齢になったため、
6年ほど前にすっぱりと会社を辞めて専業農家へ!

小学生〜高校生までの3人のお子さんを持ち、
お子さんと一緒に音楽を聴いたりする優しい父親であり
逞しくもはつらつとした笑顔が印象的なファーマーでございます。

図らずも、芋掘り体験に気合を入れて衣装をキメて来ていたはるかりの
さつまいもカラーファッションと樋口さんのトップスのカラーが丸被り(笑)
”さつまいもペア”、面白い画になっています。

さて、子供達との農業体験。

燕支部では、3年程前から地域の保育園、幼稚園、小学校の皆さんとの
農業体験をスタートされています。

今回のさつまいもの他に、田んぼではなく、園内でより身近に育てられるようにと
考案されたバケツに稲を植えて育てる「バケツ稲」の指導、また、
本格的に稲を植えて稲刈りまでも子供に体験させる水稲の授業、
その育てていたもち米を使って、杵と臼で作る餅つき体験など
「食育」に関しての活動を活発にされています。

こうして楽しみながら経験・体験したことで、
自分の体をつくる食べ物に対して、命をいただくありがたさや、
残さず好き嫌いなく食べるようになったり。
自分で育てて収穫する事は、子供達に大きな大きな喜びの礎が!

農業に興味を持ってもらうきっかけになる、という事だけではなく
地球上には人間だけが生きているだけではないんだ、という
生き物全般を慈しむ心を育む事にも、この農業体験は一役を担う活動に
なっているようです!う〜ん!素晴らしい!!!

農家でお子さんがいらっしゃる方や、ご近所に農家がいらっしゃる方、
是非、声を掛けて、お子さんと一緒に農業体験をやってみて頂きたいですね。
という寺田さんの言葉。

普段、お父さんやお母さんがどういう仕事をしているのか
また、一緒に何かをするという事自体が少なくなっていますよね。
家族それぞれの生活時間が違う等、個々になってきている。

だからこそ、「一緒に農業体験」は、
親子のきずなも深め、子供たちの心も体も育むことにもつながる教材。
なかなか自分では農作物を育て管理することは難しいですからね。

そして、その体験した子供達、はたまた親御さんが、
もしかしたら、農家になってくれるかもしれない!
それは、自分の、家族の、日本の命を支えるお仕事です。

そんな素敵なジェネレーションを紡いでいる青年部の皆さんの活動。
樋口さんと寺田さんがお話してくださった言葉の数々は、
未来につなげようと、ひたすら頑張る情熱を感じました。

農業って、いい農作物が出来た時の喜びも大きいですが、
「おいしかったよ!」という、食べてくださった方からの賛辞が
何よりの活力になると、若きファーマー、皆が言います。

子供達も楽しみながら体験し、美味しかったという賛辞を受けた経験が
大きくなっても、きっと心に刻まれ続けていることを願って!
そして、自然と対峙する仕事の大変さを身をもって経験出来た事に感謝して。

取材以降、以前にも増して「いただきます!」「ごちそうさま!」の
声が大きくなった、そんな行脚でございました。

樋口支部長、事務局の寺田さん!
無理言って”芋掘りレクチャー”をして頂き、本当にありがとうございました。
この教えが、来年につながりますようにっ
そして、温かいコーヒー、2杯も頂き寛いでしまいました。ご馳走様でした。

さあ!なんと、来週でシーズン6 最終回〜〜〜〜〜〜!!!

ラストを飾るのは、JA胎内市青年部!
先シーズンまではJA中条町でしたが、
市町村合併に伴い胎内市へと生まれ変わりました。

しかも、シーズン6にして初登場のお野菜”ごぼう”の
収穫体験をさせて頂きます。ごぼうって、どうやって収穫するか、
皆さん知ってる???今回も目からウロコの行脚になりそうですっ

最終回もどうぞお楽しみにーーーっ!!!!!!

10/15の行脚 【JAえちご上越・どじょうを育てる意味編】

2014年10月15日(水) 23:59

OAは、10/15でしたが、取材に伺ったのは9月上旬。
まだまだ夏の日差しが残るとっても暑い日でした。あぁ、懐かしい。

訪れたのは、妙高市板倉の上小沢(かみこざわ)地区。
妙高市と上越市の境ぐらいのところにあります。
「山の中ですよ〜」と事前に伺ってはいたものの、
鬱蒼とした木々、更に道幅は狭くなり対向車も来ない。
そして、”熊出没注意!”の立て看板がそかしこに…どこまで登るの???

市街地から30分程進み、山頂到着の頃、急に視界が晴れました。
眼下には、美しい棚田の風景が広がる裾野が!しかもカモシカがっ!!!
野生のカモシカに出合ったことで我々大興奮!
なんという大自然。圧倒され、「うわ〜!キレイ、スゴイ!」という
感想しか出てこないんです。

そして、どじょうを育てているという圃場に降りました。
水が張られた田んぼの中央には、背の高いガマが生えている島が。
どじょう、全く見えません。どこに居るのでしょうか?
そもそも、何故、どじょうなのか???

この地でどじょうの飼育を個人で3年前から始めた小林 昌宏さん。

ここ妙高では、昔からどじょうの食文化があったそうなんですが、
稲作の推進・道路や住宅整備など、地域の環境が変わっていくと共に
どじょうが住む場所や飼育の圃場がなくなり、その食文化も廃れていったのです。

そこで、10年ほど前に小林さんが以前勤めていた会社で、
「妙高のどじょうを全国に!」というところから、どじょうの飼育をスタート。
農家の高齢化によって休耕田になっている棚田を飼育地として、
様々な取り組みをされてきたのですが、会社ではどじょう部門を辞める事に。

そこで、担当していた小林さんが一念発起!
地元・妙高の文化を広める為に、つなげていく為に会社を辞め、
たった一人でそのどじょう飼育を引き継ぎ、今に至っているのです。

お邪魔した圃場には10,000匹位のどじょうが育っているそうで、
夜に罠をしかけ、明朝引き上げて収穫。
その後、大(8〜10cm)中(7〜8cm)小(5cm以上7cm未満)と選別し
泥を吐かせた後に出荷・加工品へとなり、販売されているとか。

餌は、稚魚の時は鶏フンを撒いて発生するミジンコが餌。
稚魚以外は、鯉の餌と一緒で、また、田んぼの中心にある背の高い草の島は、
空からの天敵からどじょうを守る為と
どじょうが休めるオアシスの意味があるのだとか。
どじょうは日陰が好きなんだって!
そして、冬は泥の中に深く潜ってひとかたまりになって冬眠☆
暖かくなり日射しが田んぼに当たり、水が温む頃に泥から出てくるそうな。

で、食べごろは6月後半から7月後半までの、
いわゆる”丑の日”辺りが脂ものって、骨も柔らかくてとっても美味しい!

更に、5cm以下のどじょうは、また圃場に戻し大きくなるまで育てて
小は唐揚げ用、中は柳川用、大は蒲焼用になるんですって!
どじょうの蒲焼って初耳!
3〜4年育てたどじょうはどんな料理にも対応できるそうなんですよ〜!

しかも、この土地の水と土の良さもあるのでしょう!
「臭みがな〜〜〜〜〜い!!!」

青空レストランよろしく、小林さんがその場で調理して下さった
柳川と唐揚げ、そして、佃煮を試食させて頂きましたが、全く臭みがない!
白身の淡白な味わいなんです。以前、余所で食べたどじょうとは全然違う。
これは、食べてみなけりゃ分かりませんよ。
敬遠していた方にも食べやすいハズ。今回のプレゼント、是非、ご応募ください!

小林さんとご一緒にお話をしてくださった板倉地区青年部部長の増村さんも
小林さんの取組みに賛同!そして、この棚田を整備することが非常に大事だと。
棚田は山間地にありますよね?
山間地である妙高は雪深い土地。雪崩や土砂災害などの被害に遭いやすい土地とも
いえますが、人の手を加え水路を整備し、毎日その地の様子を見ることで
裾野に暮らす住民への災害を防ぐという面も持ち合わせていたのです。

日本の原風景。風光明美な棚田の景色を次世代へ残すこと。

土地の食文化を広く伝搬すること。そして、継承していくこと。

その土地に暮らす人々の安全を守ること。

どじょうを休耕田で飼育することは「素晴らしい!」の一言ではすまされない
こんなにも、大きな大きな意味がありました。

まさに、ジェネレーションです!これぞ、ジェネレーションです!
自分がやらなければ絶えてしまう。消えてしまう。
自分の愛する景色が無くなってしまう。。。

小林さんと増村部長から紡ぎだされる言葉の数々は、
我々のカモシカ騒動で浮かれた気持ちを静めてくださいます。
真摯に向き合う若きファーマーの情熱、伝わったでしょうか?

JAえちご上越は、上越市の合併に伴い、各所にあった青年部が一体となって
大きく生まれ変わりました。そして、今まで無かった地域にも新たに青年部が
発足したりと、今、非常にホットなところ。

小林さんも青年部に所属するまで、ず〜〜〜っと一人で自然と向き合い続けて
きましたが、増村部長率いる板倉青年部で仲間と出会ったことで、
本当に良かったと笑顔笑顔で仰います。
そして、増村部長は兼業農家ということで、実際農業をやめようと考えていたとか。
けれど、青年部に入った事で、同じ農業従事者である若者の話を聞くにつれて
自分はまだまだやれてないんじゃないか?もっと農業をやれるんじゃないか?と
刺激を受けて、現在も兼業農家として、また、部長として頑張っていらっしゃいます。

統合されたことで増えた仲間達が、小林さんのどうじょう田に集まってくださいました。
彼らも初めてどじょうを食べたとか!しかもその美味しさに驚いていました。
県青連副委員長の小島さんも登場!美味しそうに召し上がってらっしゃいました!

えちご上越青年部本部部長の栗本さんも、
上越は狭いけど広いので(笑)山・海・里とその土地土地にあったやり方がある。
米ひとつとっても育て方が全く違うんだそうです。だから、地域が違う仲間との
会話が本当に刺激になるし、情熱が溢れてくる!また青年部が一緒にならなければ、
同じ上越とはいえ、この板倉には来なかっただろうし、
小林さんのどじょうも一生口にすることは無かったと。

また、上越地区青年部部長の小川さんも、どじょう初体験!
初めて食べた〜!ととっても喜んでいたお顔が印象的です。
13年位農業をやってきたけれど、先代からのやり方も踏まえつつ
自分達が若い下の子達につなげていかなきゃならない使命を感じると。

自分達が親父たちの背中を見て農業をしてきたように、
自分たちの背中を見せて次世代につなげて行こう!というジェネレーション。
小林さんと増村さんが着ていたTシャツの背中には
「雪国どじょう」とプリントされた大きなロゴが。
妙高の板倉でしか生み出せないウマさの象徴・どじょうを背負って
仲間と一緒に妙高を、そして、上越を盛り上げて行くぞ!

そこに集った全員が、地域を守る事が自分ら農業と密接しているんだ、という
気概と情熱に溢れている若きファーマーばかりでした。

暑い中、そして、忙しい時に(ほとんどの方が稲作農家さん。収穫時期でした。)
貴重なお話をしてくださって本当にありがとうございました。
この番組をきっかけに、妙高の「雪国どじょう」に興味をもってくださる
リスナーさんが多々いらっしゃいますように!
ず〜っとこの景色が失われませんように!
そんな願いも込めての行脚でございました。

さ、来週はJA越後中央の管内、燕市へ!
青年部が地元の保育園の畑を管理・指導しているのですが、
その「ある野菜」の収穫に立ち合わせて頂ける事に!!!!!
子ども達と一緒に収穫体験です。楽しみ〜♪

しかしながら。
収穫日、つまり取材日にど真ん中で、台風の影響を受けそうなんですなぁ。
どうか子どもたちと我々の願いを天が聞き届けてくださいますように☆
果たして収穫体験が出来たのか?いったい何の野菜なのか?
来週のOAで全貌が明らかに! どうぞお楽しみに〜♪

10/8の行脚 【JA魚沼みなみ・今年の米もウマいぞ!編】

2014年10月8日(水) 11:00

10月に入ったばかりのその日は、雲ひとつない青空の清々しい秋晴れ!
この秋口の新潟の天気のあやふやな日々の中、
取材前日も雨が降らなかったなんて奇跡のようです!

ちなみに、前日の夜に雨が降って、翌日の収穫日のお天気が良くても
稲刈りは出来ません。稲が雨に濡れてしまうと、コンバインで刈り取る際に、
機械の中での稲と藁との分離が出来なくなる事と故障しやすくなる為、
更に、お米も湿気を帯びた状態での収穫は、品質にも関わることなのでNG。
ということで、我々は非常にラッキーな状況だったのです♪

南魚沼市浦佐のJA魚沼みなみ青年部の「勉強田」で稲刈り体験をさせて頂きました。
近くでは、病院が新たに建設されていて、工事車両がバンバン走り抜ける中、
青年部を代表して24歳の若きファーマー・関 駿雄(たかお)さんがご出演。
来年の1月に25歳になるということで、はるかりと同級生!
はるかりがしっかりしていない訳ではありませんが(笑)関さんがしっかりしすぎ!

先輩方の教えや技を盗みつつ、6次産業への参入や自身で販路を拡げる活動の他、
農業・農家のイメージアップを図ろうと、ファッションにも気を使い
今までのBADイメージを払拭するよう、HPや様々なメディアでのPR、更に!
消費者の皆さんとの交流を図り、レシピや農業体験などなど活動の場は拡がるばかり。

皆さん!自然相手の農作業をしていてですよ?!
こんなにも様々な活動をされているんです。
美味しいものを作るだけじゃない、その情熱たるや…頭が下がりますよね。

といっても、全てを一人でやる訳ではありません。
青年部の皆さんで一緒になって活動をしているんです。だからこそ、結束も強くなる!

このお邪魔した「勉強田(べんきょうでん)」も青年部の活動の一端。

南魚沼は、過去の番組でもご紹介しましたが、八色すいか、八色しいたけ、
大振りなカサブランカなどのユリの栽培、そして、南魚沼産コシヒカリの併せて4つが、
南魚沼の特産品なのです。なので、米作りを知らないファーマーもいる。
南魚沼は、日本一の米を作り出しているけれど知らないままでは良くないでしょ!
って事で、今から4〜5年前から、地元んお農家さんから1反お借りして、
青年部、みんなで勉強する田んぼを作ったんだそう。
新しい品種を試したり、自分の土地とは違った土壌での栽培の違いや、
今回の取材で乗らせて頂いた、新しいコンバインの試乗などなど、
個人では出来ないことが、この勉強田では出来るという訳。

全員が全員、この収穫を心から楽しみにしていた様子が伺えます!
非常に忙しい時だろうに、たっくさんの同士が集まって来てくれたんです。
中には、研修中だという女学生の姿も!農業女子、コンバインの性能に興味津々!
研修先の若きファーマーが、いい機会だからと連れて来てくださったそうです。

あ!カサブランカ等のユリを育てている山田さんだ!
桑原副委員長にはしょっちゅうお会いしているので(笑)驚きはしませんでしたが、
桑原さんは八色すいかの生産者ですし、婿3人衆としてご出演してくださった面々や
過去放送でお世話になった皆さんがずら〜っと!

みんなで育てた米の収穫。 これはまた違った感慨があるのでしょう!
そんな大切な米を、素人の我々が、しかも!最新コンバインで刈るという…
だ、大丈夫でしょうか?

まずは関さんのデモンストレーションから見学。
このISEKIさんのJapan5098号、大和農機センターの青年部員・貝瀬さん曰く
稲の引き込みがスゴイ!そして、刈り取りが早い!という最新機器。
関さんも自身が普段使っているコンバインとの違いに戸惑いながらも、
ISEKIさんのご担当者の簡単な説明のみですいすい〜♪とぐるっと2周。
まーっあっという間の出来事で、一瞬「簡単そうじゃん!」と思ったのが間違い★

笠原委員長に同上して頂き、はるかりとモトキが稲刈りに挑みます。
D、座席の後ろにある台に腰かけ、収録に臨みます。さていかに!!!

はるかり…笠原さんの採点・50点!
     刈り終わりのタイミングでモトキが待ち構えているのを見て
     ブレーキを踏もうと思って踏み込んだのがアクセル!んで急ブレーキ!
     D、前方に飛び出しました...そんな操縦で50点。
     それまでは、上手かった!笠原さんも太鼓判でした。(同乗したD談)

モトキ…番組を聞いてくださった方ならご存知でしょうが、
    途中までスッゴク上手に進んでいたのに、最後の一列で刈り残しという。
    結果、30点でございました。最後の最後に…残念!
    でもやっぱり農家の長男、非常に快適な乗り心地でございました。(D談)

いや〜。コンバインの操縦って、皆さん車とは全然違いますから!
まず脚は、ブレーキ。で、右手と左手がムズカシイッ!
右手は進行レバーと歯の高さ調整など、
左手は左右のブレ補正と前後右左の進行方向の調整など…だったと思います。
スミマセン、あまりにも操作の細かさ、素早さに頭がついていかなかったDです。

はるかり、モトキ共に、素晴らしかったと思います。
笠原委員長の補佐がなければもちろん成し得なかったことですが
それでも1周、刈り取ったんですから!
混乱しながらも、楽しんで収穫をさせて頂けた事に大興奮!!!
「爽快〜!!!」とニッコニコの2人です。
その後、青年部の皆さんが代わる代わるにコンバインに乗車して
それぞれ試しながらもゴインゴインと刈り取って行きます。

彼ら青年部は、環境保全の大切さもしっかりと実行!
刈り取り後に出たゴミとなる稲やモミは、そのまま田んぼに還して土壌を豊かに。
精米で出た糠も同様。畑や土壌のいい肥やしになります。
そして、来年の準備も怠らず!畦や農道の整備やゴミ拾いも頻繁に行います。
植えて収穫して終りじゃないのが農業です。

そして、こうやってみんなで米作り勉強しよう!と
立ちあがった青年部の皆さんの心意気がなんとも眩しくてカッコイイ!
勉強田で採れたコシヒカリで、青年部で新米パーティーを行ったのでは?

苦労を重ねて、年に一度しかない、米の収穫に立ち合わせて頂けた事、
感激しましたし、より、感謝してお米を、ご飯を食べよう!固く誓った我々。
いい経験をさせて頂きありがとうございました!

そんな、JA魚沼みなみ青年部が主催する収穫祭が開催されます!
その名も「友農祭 〜友と農を歩む」!

10/19(日) AM10:00〜PM3:00まで、
JA魚沼みなみ グリーンパル大和の駐車場で雨天決行で開催です。
(住所:南魚沼市浦佐5130-1)

当日は、青年部特製汁を無料でふるまいますし、
餅つきやぬか釜で炊いたご飯も頂けます♪
更に、農産物の販売や飲食店もブース出店しますし、
ステージライブや青年部のヒーロー”農業戦隊セイネンジャー”ショーも!
司会で、はるかりがお邪魔しま〜す♪

南魚沼の旬のウマさがたっぷり!楽しさも満載!
是非、皆さんで「友農祭」へ!!!カッコイイ若きファーマーがお待ちしております!

さあ 来週の行脚は、JAえちご上越の管内、妙高市へ。
休耕田で”どじょう”の飼育をしている小林さんの元へ行って参ります!
なぜ「どじょう」??? 我々もそう思いましたが、
今シーズンのテーマ”ジェネレーション”に大きく関わる事でした。
そんな意味があってどじょうをそだてているのか、来週もどうぞお楽しみに〜!

10/1は番外編 【Sweets FESTA・今年も参戦決定編!】

2014年10月1日(水) 11:53

FM-NIIGATAの秋の一大イベント・Niigata Sweets FESTAへの参戦、
今年で6回目を迎えますが、毎年”コレぞ最高傑作!”を
我々とタッグを組んで生み出してくださるふるさと村さん。

今年は、汁担当を田巻料理長が、そして、
スイーツは、スイーツ男子☆阿部さんがそれぞれご担当してくださり
試行錯誤の上、出来上がった逸品ぞろい。

…皆さん。今年「も!」スゴイの出来ちゃいました!

番組を聞いてくださった方!!!
毎年恒例の「うんめねっか汁」と「スイーツ」の全貌を明かしましょうっ

●汁「スジが通った男気汁」 300円

こちら、ほんとに具沢山!
5〜6時間も煮込んだ国産牛スジはトロットロ!溶けちゃいます。
新潟県産のお野菜も、まー!ふんだん!!!
大根、人参、れんこん、しめじ、白こんにゃく。
そして、塩味ベースでピリ辛のスープと相まって…タマラナイ♪

ちょっと肌寒くなってきたこの季節にぴったり。
旬の野菜とスジの旨みが溶け込んだピリ辛塩スープ。
コラーゲンたっぷり、体もポカポカ。美容にもいい♪
想像しただけでもうまそうでしょー!!

●スイーツ「味の変化球(ハート)スイートボール」 2個入・200円

今回のスイーツは、旬の野菜・さつまいも!
しかも!一度スイートポテトを焼き上げて、
そのキャラメルのような香ばしさを生かしつつ、
滑らかに崩してまん丸に成型!
更に!角切り食パンをまぶして揚げた温かいスイーツ☆
食物繊維もたっぷり!!!

見た目はまるでお惣菜の風貌(笑)アツアツだし!
一口食べたら…アツッ!カリッ!ふわっと甘〜い香り、
そして、なめらかなさつまいものウマさといったら!

さーらーにー!トッピングが4種類もご用意!
ホイップクリーム、黒ゴマソース、はちみつ、メイプルシロップ。
スイーツボール2個で1種類のトッピングを選べます。
そのままでも美味しいのに、トッピングで味の変化も…
まさに変化球の味わい、お楽しみくださいませ♪

汁・スイーツ共に、試食の際の幹部の皆さんの心からの感動のつぶやき、
歓声、おかわり要求(笑)など、そのウマさが番組でも伝わったと思います。
今こうして、文字を打ち込んでいるだけでも思いだして
体が、舌が、あのウマさを味わいたいと欲しています(笑!)

今年も自信作です!
若きファーマーの手塩にかけたウマさが詰まってます!!!

ぜひ、10/11(土)〜13(月・祝)の3日間、
「Niigata Sweets FESTA 2014 Autmun」ご来場ください。
お待ちしていま〜す!!!