8/20の行脚 【JAにがた南蒲・石黒さんちの果物編】

2014年8月20日(水) 11:00

JAにいがた南蒲の管内、三条市代官島(だいかんじま)で
果樹農家をされている石黒 貴之さんの元にお邪魔した今回の行脚。
事前に”葡萄園での取材になります。”と伺っていた我々、
取材当日は雨模様で”この天気じゃ屋外での取材はムリか…?!”と
指定された場所に行ってみると。

でっかーーーーーーーいハウスを発見!
まさか、このハウスに葡萄がなってるなんて…脚を踏み入れた瞬間、
視界におさまらない程のたわわに実った葡萄がお出迎え。
そして、甘〜い香りが充満しています。

ハウスで葡萄を育てているって、知らなかったな〜
葡萄園って露地栽培だとばかり。
はるかりも、先輩・幹も広大すぎるハウスにただただ呆然☆
そして、葡萄がなっている樹の高さが低い!
(作業や収穫をしやすくする為に低くしているのです)
幹もはるかりも、腰をかがめて遠くにいる石黒さんを目指して進みました。

本日の若きファーマー・石黒 貴之さん(35歳)
就農13年目で、葡萄・梨・米などをご両親と3人で手掛けていらっしゃいます。
奥様は子育てに専念されているそうで、2人のお子さんも果物大好き!
良く圃場に訪れてパクパクと食べているとか。微笑ましい♪

葡萄に関しては、ほぼ石黒さんの担当ということ。
ハウス内には、ピオーネ、オリンピア、種なし巨峰等々
8種類もの葡萄を育てていらっしゃると。更に!
葡萄だけで3,000?を管理されていると、石黒さん、軽〜く言いますから(笑)
驚き過ぎて笑いしか出てこないっ こりゃ大変だ…

取材に伺ったのが7月中旬で、このハウスの葡萄収穫は10日後ぐらい。
でも、はるかり我慢ならずに試食をお願いしちゃいました。
幹も「石黒さんが奨めてくれる前になんてことを!」と言いつつガッツポーズ♪
で、目の前で切り離し、味わわせて頂いたのが「種なし巨峰」。
収穫前ということでしたが、その香り、甘さ、ほんのり感じる酸味がバツグン!
しかも、洗わずに皮ごと食べられるんですよーーーーーっ!!!
なんて安心!なんて贅沢!皮が薄いので全く気にならないし、種なしってところが
またイイ!ぱくぱくぱくぱくぱくぱく…危うく取材を忘れる程でした(笑)

こちらの種なし巨峰は、JAにいがた南蒲のHPのネット通販「なんかん直送便」で
お買い求め頂けますし、もちろん地方発送もOK!
このウマさ、皆さんにも味わって欲しいですね〜♪うんめよー!

8月下旬の今は、露地栽培の葡萄が旬を迎え、
太陽をたっぷり浴びてウマさと甘さが詰まった葡萄達が店頭を賑わわせています。
ハウス栽培に向く品種、露地栽培に向く品種とあるそうなんですが、
世界で見ても果物の中でも葡萄の種類は非常に多く、600種類もあるとか!

そして、片手に乗る位のラグビーボール型に整えてあげないと、
バスケットボール位、実も付き過ぎて重みに耐えられないくらい、
大きくなりすぎるのが葡萄達。
消費者が食べやすいように、流通に乗りやすいように手を掛けて
形を整えていたんですねぇ。これも知らなかった★

また、葡萄は苗木を植えれば早くて1年、だいたい2年目で収穫が出来るそう。
そんなに早く収穫できるとは!これまたビックリ。

そして!美味しい葡萄の見分け方は。
皮の表面に白い粉(ブルーム)がのっているのが新鮮で美味しい証拠!
さらに、ギクの部分が青々としていれば尚良し、とのことでした。

いや〜。6シーズン目を迎えても、驚き&学ぶことばかりです。
また、石黒さん、お話がホント、お上手!
分かりやすく説明してくださって、大きな子ども達、頷くばかり(笑)
「そうなんだ〜!」という気づきがたっくさんありましたね。

石黒さんが仰っていた現在の農家の平均年齢65歳。
若きファーマー達、この現実にも立ち向かわなければなりません。
そして、自分達も次の世代につなげていかなければなりません。

今シーズンのテーマがジェネレーション・世代。
それについて、石黒さんの元に集まってくださった盟友お二方も交えて、
お話を伺いました。

三条支部長をされている小野さんは31歳。桃、梨、葡萄、米を作っていらっしゃいます。
JAにいがた南蒲青年部の委員長(親方)・五十嵐さんも31歳。米農家さんです。

3人3様の意見が飛び交ったジェネレーション談義。
次の世代に、荒れた農地を豊かな大地へ創り揚げ残して揚げる事、
農業の楽しさや食べる事を考え、体感する事が子どもたちへつなげる一番の事。
子どもたちへの食育活動には特に力を入れている事。
子ども達が心から「美味しい!」って言ってくれる農作物を作っていきたい。

本当に美味しいものって、子どもは分かります。そして、記憶に刻まれます。
石黒少年も、幼い頃食べた果物の味が忘れられなく、自分も作ってみたい!と
感じたからこそ、今があると言います。

そして、若者達の農業へのハードルは低くなっているけれど、
収入・適正価格、それらをクリアにしないと農家は育っていけない、と。
汗を流し、土にまみれる事だけが農業ではなくなってきている今、
6次産業もそうですし、農家自体が営業をして販路を拡げPRして行く事も大事な仕事。

こうして話を聞いていくと、農業って、職業の中でも色々な切り口があることに
今更ながら気づかされます。
少しでも農業に興味を持った方、是非、一度体験をしてみて欲しいですね。
やってみなきゃ、わかんない!そういうことです。

なんたって明るくて元気いっぱいなのが新潟の若きファーマー達!
逆境なんてありませんよ、という頼もしいキラキラした瞳。
笑顔笑顔でみんなの笑い声がハウスに響いた今回の取材でも
やっぱり、日本の農業って大事な大事な文化。と強く感じたのでした。
その大地を育み、守り、継承していく文化産業・それが農業だっ!

熱い南蒲ファーマー達に触発された一日、
これからも収穫の繁忙期がまだまだ続くと思います。
石黒さん、小野さん、五十嵐さん、真摯でユーモアたっぷりのお話の数々(笑)
本当にありがとうございました!頑張ってくださいね!食べる事で応援しますっ

取材の模様は「取材PHOTO」コーナーをご覧ください!
弾ける笑顔が詰まってますよ♪

さあ、来週は日本海を渡って佐渡島へ〜♪
佐渡市新穂長畝(ながうね)で”朱鷺と暮らす郷”という
佐渡認証米を育てている大井 克己さんの元へお邪魔します。
なんでも、田んぼの生き物調査をするんだって!
地域の子どもたちの食育授業にも役立てられているというこの調査。
どんなことをするんだろーっ♪ 来週もどうぞお楽しみに!!!!!

8/13の行脚 【JA越後ながおか・越後長岡神輿渡御リターンズ!】

2014年8月13日(水) 11:00

そいやっさー、そいやっさー!
ということで、お邪魔したのは、8/1。

長岡まつり前夜祭のプログラムの一つ、”越後長岡神輿渡御(とぎょ)”。
今年もJA越後ながおか青年部の皆さんと共に神輿を担ぐという使命に燃え、
幹とはるかり、行って参りました〜!

その神輿を担ぐ前の出発式を行う直前。
心も体も「早く神輿を担ぎたい!」という落ち着かない状況ながら、
委員長の岩渕(いわふち)さんと文化体育部長の満保(まんぼ)さんが
取材のお相手をしてくださいました。去年に引き続きありがとうございます!

この8/1に、長岡駅前の大手通りを青年部も含めた、
27団体・約3,000人もの人々が神輿を担いでいることや、
「長岡まつり」の起源は、8/1の長岡空襲で亡くなられた方々への
復興と鎮魂、慰霊の意味をこめた神輿渡御があっての、2日・3日の大花火大会。
そして、1日に空襲があった時刻に併せ、花火も上がるのです。

去年、番組を聞いてくださった方はご存じでしょうが、
長岡まつりの起源がそうであったということを知らなかった方も多いのでは?

で、何故、青年部が神輿を担ぐようになったのか?

それは、現在 神輿の頭(かしら)である反町さんの発案でした。
「いなせだねぇ!」という言葉がピッタリ!
ある意味、農家に見えない(笑)凛とした親方あってこそ。

元々青年部は、民謡流しの参加はず〜っとしていたそうなんです。
しかし、当時の反町青年は、
「民謡流しが終わって、神輿渡御を見たら血が騒いでね〜!!!」
と、ご自身が委員長になった際、”今だ!”とばかりに
神輿渡御に参加!それが今から17年前の事です。

年々担ぎ方も上手くなり、人は変われど気持ちは一つ!
この神輿渡御ありき!長岡まつりは花火だけじゃない!
と、盟友皆が口を揃えて熱く語ります。
若きファーマーの情熱がそのまま神輿にぶつかってる!
そんな”熱”がハンパない。

岩渕委員長が仰っていましたが、法被の背中には、漢字一文字”(しゅん)”。
この””は、中国の古い漢字で「田んぼの神様」を意味する文字。
田んぼの神様を背中に背負って、五穀豊穣・豊作祈願を願い、
今年は、総勢100名で神輿を担ぐのです!
…おおおおぉっ!なんてカッコイイんだ!!!

そして、JA-YOUTH Niigataの長・渡邊委員長も参加されたんです!

「長岡の盟友は以前から熱い!って聞いていて、自分もその熱を体感して
 新潟全域に勢いを広めたい、伝えたい!」という気持ちから神輿初担ぎ!
肩壊すまで担ぐっけねー!と目がキラキラ♪
さすが長! 身をもって一緒に体感することが一番大事!と、
JA-YOUTHの仲間同士のつながりが眩しく見えました。いい関係でしょ?

そして、去年経験させて頂いた幹も、1年前のアノ興奮が蘇り、
だんだん言葉も早口になります。ソワソワし始めます。

そして、神輿初体験で不安がっていたはるかりも、
岩渕さんと満保さんの熱く語る言葉を聞いて目に力が入りました!
「私も担がせてください!」

2人、先頭で田んぼの神様を背負って担がせて頂きました。
出来る限り、声を出し、力の限り田んぼの神様を担ぎました。

”長岡には、力溢れる若い農家が沢山います!”

”俺達が若きファーマーの代表です!うんめもん、作ってます!”

”今年の米も、いい出来でありますように!五穀豊穣!豊作祈願!”

みんなが一つになって神輿を担ぎ、
沿道の観客のみなさんに若きファーマーをアピールする。
ファイナルのきりもみ(全神輿が大手通りの中央に集結し一担ぎ!)まで
田んぼの神様を無事担ぎあげ、五穀豊穣への願いを天に届ける!
これが、JA越後ながおか青年部の神輿渡御なのです。

「そいやっ、さー! そいやっ、さー!」

頭の拍子木の合図に併せた男達の掛け声、熱気、伝わったでしょうか?
放送では、ホンの数分の出来事で済まされていますが(笑)
この神輿渡御は1時間30分もの間、行われたんですっ!!!

ほんの数分担いだだけで、神輿の重さが肩にずっしりと響きます。
中腰になりながら、担ぎながら進んで行くので腰と足にも負担がかかります。

みんな辛くて辛くて仕方がないのに、担げば担ぐ程、声を上げれば上げる程、
一体感がグングン増してくる。高揚感と仲間感がハンパない!

神輿渡御のファイナルには、大手通りの十字路できりもみ。
27基の神輿と3,000人が集結。一盛り上がり担いだ後、
森民夫長岡市長がご挨拶されました。

「2004年の中越大震災から10年の今年。メモリアルの年です。
 復興10年。たくましく、その先の未来へ、前へ前へ長岡は進みます!」

その場にいた3,000人+大勢の観客から大きな大きな拍手が鳴りやみません。
そして、森市長の音頭で締めの3本締め!
あんなに大勢の担ぎ手の声が一つになって、長岡の夜空に響き渡る。
復興祈願と鎮魂、そして明るい未来への希望も相まった歓声。

…今年も感動でDの涙腺がヤバい事になっています。
はるかりも目が潤んでいます。幹も感極まって雄たけびを上げます。

神輿初体験の渡邊委員長は、
「こんなにも素晴らしい文化は、絶対に未来に伝えるべき。
 若手農業者の心意気!スゴイ!田んぼの神様に感謝!」

皆が一つになれるこの神輿渡御こそ、彼らのジェネレーションの証。
この神輿を担ぎ続ける心意気は、伝統行事としての意味だけではなく、
長岡の若きファーマー達が、輝く未来に向けて進化し続ける為の
一つの軌跡なんでしょうね。今年も感動、感動の一夜でした。

今年も快く神輿を担がせてくださった青年部の皆さまに感謝!
最高の一夜を本当にありがとうございました!

さあ、来週の行脚は、JAにいがた南蒲の管内。
三条市で果樹農家をされている石黒さんの元へ!

すっごい広大な果樹園なんだって!
石黒さん、どんな果物を作っているのでしょーか、
来週の放送もお楽しみに〜♪

8/6の初回は、JA-YOUTH TOP談義編です♪

2014年8月6日(水) 11:30

ご愛顧頂いていた皆さん、今シーズンから聞いてくださる皆さん、
うんめねっかNIIGATA season6、始動でございます!

JA-YOUTH Niigataに所属する約1,600名もの
若きファーマーを束ねる幹部の皆さんの会合にお邪魔し、
和気あいあいで進んだ談義の模様をお届けします。

では、今年の幹部の皆さんをご紹介しましょう!

若きファーマーらの長・JA越後中央に所属する渡邊委員長は、
昨年に日続いて委員長職に就かれており、梨・桃・いちじくなどの果樹農家。
さすが長!これからの農業、若手農業者としての心意気の強さはピカイチ!
我々も「なるほど〜!」という感想しか出てこない(笑)
しっかりとした考え+トークの旨さに定評アリ!の方です。
(写真:ハルカリの右隣・ご自身が育てた桃を持ってsmile♪の方)

そして、副委員長は3名いらっしゃいます。

JAえちご上越頸城地区に所属する小島副委員長。
渡邊委員長と同じく昨年に引き続いて副委員長を務められています。
米を主体にされていて、
今年からはキャベツやブロッコリー等も始められたそう。
ゆっくりとした朴訥とした口調に笑いのエッセンスも忘れない、
ほんわかとした優しさが溢れる方です。愛されキャラに決定!
(写真:右端・桃と枝豆を持ってsmile♪の方)

JA越後ながおか所属の駒村副委員長は、長岡で代々続く農家に生まれ
自身で11代目(!)という、農家のサラブレッド!
地元の伝統・長岡野菜も含め、作っていない野菜はない。という位、
様々なお野菜を作られている方です。今回初対面でした。
まるでバイカーのような男気溢れる風貌でとってもお洒落!
時に熱く、時に冷静に。自分の考えをしっかりと伝える真摯な方という
印象をもちましたぞ!
(写真:左端・ご自身が育てた朝採り枝豆をお口に!)

そして、JA魚沼みなみに所属する桑原副委員長は、
全国にウマすぎる西瓜としてその名を届かせている八色すいかの生産者。
大玉ともなれば10kgを超える西瓜を毎日収穫中の今、まさに最盛期です。
番組には、シーズン2からご出演!いつも我々を明るく迎えてくださいます。
明るいながらも意見を言うべきところではしっかり締める!
今回もムードメーカーとして、場を盛り上げてくださいました♪
(写真:幹の右隣・
 ご自分が育てた小玉の八色すいかを頭にON!の方♪)

以上の4名が今年の幹部の皆さん。
今シーズンのテーマ「GENERATION」についてのトークでは、
それぞれの溢れんばかりの言葉の数々に感嘆しきり!

伝統とその大地を守りつつ、進化をし続けること。
そして、自分達が次の世代への橋渡しをすること。

農業を愛する現代の若者の素直な言葉、聞いてくださいね!
そして、彼らへの応援メッセージを送って頂きたい!

今シーズンも幹部の皆さんのご指導・ご鞭撻をうけつつ、
幹とハルカリ、この夏も新潟県内を駆け抜けます。

来週は、駒村副委員長が所属しているJA越後ながおか青年部の元へ。
長岡まつり前夜祭・神輿渡御リターンズでございますっ

満身創痍で神輿を担ぎきった幹とハルカリ。
仲間として我々を迎えてくださった、
長岡の熱い男達との最高の一夜をお聴きください。
来週もどうぞお楽しみに♪

夏の風物詩番組 「うんめねっかNIIGATA」 始まります!

2014年7月31日(木) 0:00

「JA YOUTH Niigata presents うんめねっかNIIGATA」

8月6日(水)午前11時30分からseason6スタート!

メインパーソナリティー・清野 幹はもちろんのこと、
lily&mary'sの高橋 遥(ハルカリ)をアシスタントに加えてパワーアップ☆
若きファーマーを求め、この夏も新潟県内を縦横無尽に駆け抜けます。

今シーズンのテーマは”GENERATION”。
”農業は文化だ!〜温故知新〜”をサブテーマに掲げ、
農業が結んだ同世代の若者達の本音、更に、
進化し続け、次世代を担う若きファーマーの声をお届けします。

彼らが手塩にかけた“うんめもん”の
リスナープレゼントももちろんアリマス♪

若きファーマーへの応援メッセージ、お待ちしています!

お楽しみに。